こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2023年5月10日に行われた新型スズキ「ソリオ/ソリオ バンディット」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点や違いをまとめてみました。
新型スズキ「ソリオ」マイナーチェンジ2023による変更点まとめ
2023年5月10日に行われた新型スズキ「ソリオ/ソリオ バンディット」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点は、以下のとおりです。
- 安全装備「車線逸脱抑制機能」を新たに採用
- パワースライドドア予約ロック機能に「リクエストスイッチ連動機能」を追加
- 「後席両側ワンアクションパワースライドドア」を標準装備に変更(ソリオ バンディットのみ)
- USB電源ソケット全2個の内、1個をタイプAからタイプCに変更(タイプAは2.4A、タイプCは3A)
- ボディカラーは、全グレードにキャラバンアイボリーパールメタリック・タフカーキパールメタリックを設定、ソリオ バンディットにはガンメタリック2トーンルーフを新たに設定するなど、設定変更
- 価格設定が各グレード7万円程度上昇
後席両側ワンアクションパワースライドドアが標準装備となった「HYBRID MV」は12万円程度上昇
上記のとおり、今回の改良の大きな変更点は安全装備に「車線逸脱抑制機能」が追加されたことでしょう。
「車線逸脱抑制機能」は、65km/h以上となる高速道路などでステレオカメラが車線を認識し、逸脱する可能性がある際は警報音のみでなく、システムがハンドル操作をアシストし逸脱を回避する装備となっています。
ただ、この装備はスズキ「スペーシア」や「ハスラー」など、スズキの軽自動車に既に採用済みのもので、今や多くのクルマに採用されている装備のため、“やっとか”という印象もあります。
とはいえ、ライバルのトヨタ「ルーミー」は「電動パーキングブレーキ」や「アダプティブドライビングビーム」などの先進装備が設定されているものの、「車線逸脱抑制機能」や「レーンキープアシスト」などの装備は設定されていないため、その点では「ルーミー」より「ソリオ」に優位性があるといえるでしょう。
その他、従来携帯リモコンで予約設定するしかなかった「パワースライドドア予約ロック機能」がリクエストスイッチでも可能となり、インパネシフトノブ下にあるUSB電源ソケットの1つがタイプAからタイプCに変更、3Aの高速充電に対応するなど、快適性が向上しています。
上記のような改良点があるものの、気になるのは価格です。
車両本体価格は概ね7万円程度上昇しており、改良内容の影響をほとんど受けていないエントリーグレードの「G」を含めて上昇していることから、実質の値上げといえます。
ある意味、この価格上昇が今回の改良の最大の変更点ともいえるでしょう。
値上げは原材料価格の高騰などによる影響によるもののため、仕方ない部分もありますが、ユーザーにとっては残念な変更といえます。
他メーカーも同様の対応を行っており、一部メーカーと比較すれば上昇幅は限定的なため、スズキの努力も感じられます。
新型スズキ「ソリオ」おすすめグレード・最新乗り出し価格
最後に新型「ソリオ」のおすすめグレード、乗り出し価格をみていきましょう。
新型「ソリオ」の中で最もおすすめだと考えるグレードは、「ソリオ バンディット HYBRID MV」です。
車両本体価格が安く、コストメリットが大きいガソリン車ですが、アダプティブクルーズコントロール・LEDヘッドランプ・スリムサーキュレーターなどの安全装備や快適装備が設定できず、室内もプラスチッキーな印象が強いため、利便性や質感を考慮すると、おすすめできません。
ガソリン車よりは装備内容が充実するものの、同理由から「ソリオ HYBRID MX」もおすすめできません。
ストロングハイブリッド車がおすすめじゃない点は、以下の記事にまとめています。
残るは概ね装備内容が同じ設定の「ソリオ HYBRID MZ」と「ソリオ バンディット HYBRID MV」となりますが、「ソリオ バンディット HYBRID MV」はカスタムモデルながら3万円程度の価格差しかないため、「ソリオ バンディット HYBRID MV」が最もおすすめだと考えます。
では、乗り出し価格をみていきましょう。
おすすめグレードの「バンディット HYBRID MV」の他、2022年末に新たに追加されたストロングハイブリッド車の価格もみていきましょう。
- バンディット HYBRID MV:約237万円
- ソリオ HYBRID SZ:約249万円
- バンディット HYBRID SV:約251万円
オプションに全方位モニター付メモリーナビゲーション、マット、ETC車載器程度を設定、値引き額17万円程度だった場合の全込み価格です。
ストロングハイブリッド車とマイルドハイブリッド車の価格差は、諸費用の差から12~14万円程度に縮まっています。
ただ、ストロングハイブリッド車とマイルドハイブリッド車の燃費性能差は限定的なため、ストロングハイブリッド車が購入後価格差を回収するのは難しいでしょう。
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- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
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まとめ
今回は、新型スズキ「ソリオ」のマイナーチェンジによる変更点や違いをまとめてみました。
新型「ソリオ」は、人気(販売台数)的には、ライバルのトヨタ「ルーミー」に3倍以上の差を離されて負けている状況です。
「ソリオ」にはない電動パーキングブレーキやコネクティッドサービスなどの先進装備が設定されていることが「ルーミー」の大きな魅力です。
一方、「ソリオ」は後部座席が広く、優れた空調装備、何より優れた燃費性能と価格の安さが魅力的で、コストメリットが大きいため、コスパが高さでは「ルーミー」よりも優れています。
今回の改良で「車線逸脱抑制機能」が採用され、安全性能でのメリットも追加された新型「ソリオ」。
コンパクトカーの購入を検討している方は、ぜひ新型「ソリオ」も検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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