こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年1月20日に発売されるスズキ「ワゴンR」及び「ワゴンRスティングレー」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点をまとめてみました。
今回の一部仕様変更による最大の変更点は安全性能と走りの強化ですが、それらがどこまで進化したのか!?
ライバル車であるダイハツ「ムーヴ」や日産「デイズ」と徹底比較してみました。
スズキ「ワゴンR」マイナーチェンジ(一部仕様変更)2020の変更点
2020年1月20日に発売されるスズキ「ワゴンR」及び「ワゴンRスティングレー」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点は、以下のとおりです。
■安全性能
- 後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーをCVT車(5MT車除く)に採用
- 上記の装備に加えデュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト機能も標準装備化(5MT車除く)
- オートライトシステムやタコメーターも標準装備化(5MT車除く)
- ヘッドアップディスプレイはメーカーオプションの「全方位モニター用カメラパッケージ」に同梱
■パワートレイン
- ノンターボ車に「新型ハスラー」と同じ新開発R06D型エンジンと新開発CVTを採用、低速域から中高速域までの軽快な走りと優れた燃費性能を実現
※ただし、改良前から最高出力と最大トルクは落ちている - モーターも「WA05A」型から「WA04C」型に変更
※エンジン同様に、改良前から最高出力と最大トルクは落ちている - 「新型ハスラー」と同じデュアルインジェクションシステムを採用、燃費性能と走りを向上
※ただし、ノンターボ車の燃費性能(JC08モード)は下がっている(33.4km/L→31.0km/L) - 「新型ハスラー」と同じクールドEGRを採用、ノッキングの発生を抑え最適なタイミングでの燃焼を実現
■ボディカラー
- 「ピュアレッド」を「フェニックスレッドパール」に変更
- 「FA」及び「HYBRID FX」専用色の「サニーイエローメタリック」を「アクティブイエロー」に変更
- 「FA」及び「HYBRID FX」に「シフォンアイボリーベージュ」を新たに追加
- 「HYBRID FZ」に「ノクターンブルーパール」を新たに追加
- 「HYBRID FZ」及び「ワゴンRスティングレー」に「クールカーキパールメタリック」を新たに追加
■インパネカラー
- 「FA」及び「HYBRID FX」はブラウンのインパネカラーパネルを採用
- 「HYBRID FZ」はブラックにブルー加飾を施したインパネカラーパネルを採用
- 「ワゴンRスティングレー」はダークバイオレットパールにシルバー加飾を施したインパネカラーパネルを採用
■その他
- 25周年記念車の廃止
今回のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による最大の変更点は、安全性能と走りの強化でしょう。
安全装備については他スズキ車に搭載済みの装備が設定された形ですが、ノンターボ車に新たに搭載されたエンジンは改良型「ワゴンR」と同日に発売の「新型ハスラー」と同じ新開発エンジンが搭載されます。同様に「新型ハスラー」と同じモーターが搭載されます。
メーカー側は”低速域から中高速域までの軽快な走りと優れた燃費性能を実現”を謳っていますが、エンジン性能及び燃費性能のスペック(数値)的には低下しており、その点は気になります。
上記の他、ボディカラーやインパネカラーの設定が変更されており、お得な25周年記念車は廃止されています。
そして個人的に最も驚いたことは価格設定の変更です。
安全装備などが標準装備された「FA」(CVT車)は約7万円、「HYBRID FX」は約9万円、価格が上昇していますが、「HYBRID FZ」は約5万円安く、「HYBRID T」は約3万円安くなっているのです。
上位グレードの「HYBRID FZ」と「HYBRID T」の価格が安くなったことは、嬉しい変更点ですね。
【ワゴンR×ムーヴ×デイズ】エンジン性能の比較
では、今回の改良で変更されたエンジンの性能を、ライバル車である「ムーヴ」及び「デイズ」と比較してみましょう。
・ワゴンR
・660cc+モーター
エンジン
→最高出力 36kW〈49PS〉/6,500rpm
→最大トルク 58N・m〈5.9kgf・m〉/5,000rpm
モーター
→最高出力 1.9kW〈2.6PS〉/1,500rpm
→最大トルク 40N・m〈4.1kgf・m〉/100rpm
・660ccターボ+モーター
エンジン
→最高出力 47kW〈64PS〉/6,000rpm
→最大トルク 98N・m〈10.0kgf・m〉/3,000rpm
モーター
→最高出力 2.3kW〈3.1PS〉/1,000rpm
→最大トルク 50N・m〈5.1kgf・m〉/100rpm
・ムーヴ
・660cc
→最高出力 38kW〈52PS〉/6,800rpm
→最大トルク 60N・m〈6.1kgf・m〉/5,200rpm
・660ccターボ
→最高出力 47kW〈64PS〉/6,400rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/3,200rpm
・デイズ
・660cc+モーター
エンジン
→最高出力 38kW〈52PS〉/6,400rpm
→最大トルク 60N・m〈6.1kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 2.0kW〈3.0PS〉/1,200rpm
→最大トルク 40N・m〈4.1kgf・m〉/100rpm
・660ccターボ+モーター
エンジン
→最高出力 47kW〈64PS〉/5,600rpm
→最大トルク 100N・m〈10.2kgf・m〉/2,400~4,000rpm
モーター
→最高出力 2.0kW〈3.0PS〉/1,200rpm
→最大トルク 40N・m〈4.1kgf・m〉/100rpm
まずノンターボ車で比較すると、「ワゴンR」の最高出力と最大トルクが最もスペック的に劣っていることが分かります。前述の通り今回の改良によって低下しており、改良前は「ムーヴ」や「デイズ」と全く同じ数値でした。
「デイズ」は比較的低回転域から最大トルクが発生する様になっており、モーターのパワーも「ワゴンR」より高くなっているため、ノンターボ車では「デイズ」が優れているといえるでしょう。
ターボ車も比較的低回転域から最大トルクが発生する点で「デイズ」は優れていますが、モーターのパワーは「ワゴンR」が最も優れていることが分かります。
【ワゴンR×ムーヴ×デイズ】安全性能の比較
次は、今回の改良で強化された安全性能を比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
デイズ | ムーヴ | ワゴンR |
インテリジェント エマージェンシーブレーキ | 衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能 | デュアルセンサーブレーキサポート |
低速衝突軽減ブレーキ機能(後退時) | - | 後退時ブレーキサポート |
低速加速抑制機能(前進時) | 誤発進抑制制御機能(前方) | 誤発進抑制機能 |
低速加速抑制機能(後退時) | 誤発進抑制制御機能(後方) | 後方誤発進抑制機能 |
LDW(車線逸脱警報) | 車線逸脱警報機能 | 車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能 |
インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム) | - | - |
プロパイロット | - | クルーズコントロール |
ハイビームアシスト | オートハイビーム | ハイビームアシスト |
- | 先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
- | - | ヘッドアップディスプレイ |
インテリジェントアラウンドモニター | パノラマモニター | 全方位モニター用カメラ |
自動防眩式ルームミラー | - | - |
SOSコール | - | - |
安全機能で比較すると、「デイズ」が先進的で優秀でしょう。
「デイズ」が優秀な点は、以下のとおりです。
- 高速道路上では”ほぼ自動運転”となる「プロパイロット」が搭載されている点
- 車線逸脱防止支援システムが搭載されている点
- 後続車のライトの眩しさを防止する「自動防眩式ルームミラー」が搭載されている点
- 「SRSエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ」が全車標準装備されている点
- 「SOSコール」が搭載されている点
「デイズ」の先進安全装備の内容は、最新のCセグメント車やSUV並みの内容となっているため、「ムーヴ」や「ワゴンR」と比較すると、圧倒的な差があります。
「ワゴンR」は「フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイ」が装備されており、ドライバーの視線移動を減らし安全運転に貢献します。この機能はコンパクトカーはもちろん、Cセグメント車やSUVでも、まだあまり装備されていないので、先進的です。
【ワゴンR×ムーヴ×デイズ】価格の比較
最後に、価格を比較してみましょう。
ワゴンRのおすすめグレード&価格
「ワゴンR」のおすすめグレードは、ノンターボなら「HYBRID FZ」(ワゴンR)で約142万円、ターボ付きなら「HYBRID T」(ワゴンRスティングレー)で約165万円です。
メーカーオプションの「全方位モニター用カメラパッケージ」(約7万円)とディーラーオプションのナビ(約17万円)とETC(約2万円)を装備すると、「HYBRID FZ」 は約168万円、「HYBRID T」は約191万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
デイズのおすすめグレード&価格
「デイズ」のおすすめグレードは、ノンターボなら「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」で約160万円、ターボ付きなら「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」で約168万円です。
メーカーオプションの「SOSコール」(約3万円)、ディーラーオプションのナビ(約22万円)とETC(約3万円)を装備すると、「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」 は約188万円、「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」は約196万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
ムーヴのおすすめグレード&価格
「ムーヴ」のおすすめグレードは、ノンターボなら特別仕様車「X“リミテッドⅡ SA Ⅲ” 」(ムーブ カスタム)で約152万円、ターボ付きなら特別仕様車「RS“ハイパーリミテッド SA Ⅲ” 」(ムーブ カスタム)で約166万円です。
ディーラーオプションのナビ(約15万円)、ETC(約3万円)を装備すると、「X“リミテッドⅡ SA Ⅲ” 」 は約169万円、「RS“ハイパーリミテッド SA Ⅲ” 」は約183万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。
上記金額を比較すると、お得な特別仕様車が設定されている「ムーヴ」が最も安く、次いで「ワゴンR」、「デイズ」という価格順になります。
※概ね同様の装備となるグレード、オプションを選択しての比較です。
「デイズ」は先進装備が豊富に設定されているため10~20万円程度高くなっています。しかし、装備内容を考えれば妥当な価格差だと感じます。
さらに、安く購入したい方は中古車も検討してみましょう。”新車同様の中古車”であれば30万円以上安く購入できるクルマもたくさんあるので、よりお得に購入したい方にはおすすめです。
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■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スズキ「ワゴンR」及び「ワゴンRスティングレー」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点、ライバル車であるダイハツ「ムーヴ」や日産「デイズ」と徹底比較してみました。
比較結果としては、改良によって新型車の装備内容に近づいた印象はありますが、安全性能や先進装備などは「デイズ」に追いついていないといえます。2019年末時点では「デイズ」やホンダ「N-WGN」が軽トールワゴンとしては最も先進的でしょう。
ただ、その分価格が安く、車内の広さや燃費性能はトップクラスの性能となっています。上位グレードの価格が安くなったため、購入しやすくなったともいえます。
今回の改良を機に、軽自動車の購入を検討していた方は「ワゴンR」も検討してみては如何でしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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