こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2022年8月2日に行われたスズキ「ワゴンR」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点をまとめてみました。
また、今回の改良で追加された新たなモデル「ワゴンR カスタムZ」の違い、乗り出し価格についてもご紹介します。
新型スズキ「ワゴンR」マイナーチェンジによる変更点
2022年8月2日に行われたスズキ「ワゴンR」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点は、以下のとおりです。
■グレード変更
- 新たに「ワゴンR カスタムZ」を追加
ノンターボの「HYBRID ZX」、ターボの「HYBRID ZT」の2グレードを設定 - 「ワゴンR」の「FA」を「FX」に、「HYBRID FX」は「HYBRID FX-S」に名称変更
「HYBRID FZ」を廃止 - 「ワゴンR スティングレー」の「HYBRID X」を廃止、ターボの「HYBRID T」のみに変更
■安全装備
- 自動ブレーキを夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」に変更、全車標準装備
- エアバッグにフロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを追加(6エアバッグ)
※「ワゴンR FX」を除き標準装備 - アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能を追加
※「ワゴンR FX」を除き標準装備
■快適装備
- コネクティッドサービス「スズキコネクト」対応の全方位モニター付ディスプレイオーディオを新たにメーカーオプション設定
※「ワゴンR FX」を除く - オートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車標準装備化
- インパネにUSB電源ソケット[Type-A/Type-C]を新たに追加
※「ワゴンR FX」を除き標準装備
■デザイン、ボディカラーの変更
- 「ワゴンR」のフロントグリル、フロントバンパーのデザインを変更
- 「ワゴンR」は新色「フォギーブルーパールメタリック」、「テラコッタピンクメタリック」、「ダスクブルーメタリック」を新たに採用
※「アクティブイエロー」、「フィズブルーパールメタリック」の廃止 - 「ワゴンR スティングレー」、「ワゴンR カスタムZ」は「デニムブルーメタリック」新たに採用
※「クールカーキパールメタリック」の廃止
今回の改良による最大の変更点は、「ワゴンR カスタムZ」が新たに追加されたことでしょう。
デザインが奇抜で不人気だった「ワゴンR スティングレー」が1グレード、「ワゴンR」の「HYBRID FZ」を廃止し、カスタム系グレードは「ワゴンR カスタムZ」を推していく形にシフトしたものと思われます。
安全装備では、自動ブレーキが夜間歩行者検知可能な装備に変更され、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]、車線逸脱抑制機能、6エアバッグシステムが採用されています。
これらの装備は、装備内容が古いダイハツ「ムーヴ」との差別化にはなりますが、2019年にフルモデルチェンジが行われた日産「デイズ」やホンダ「N-WGN」には既に採用済みの装備ばかりです。
そのため、対応が後手に回っている印象は否めません。
一方、コネクティッドサービス「スズキコネクト」対応となった点は、ライバルの軽トールワゴンと比較しても先進的です。
これにより、急病時や事故時に緊急車両の手配を行ってくれるヘルプネットの他、スマートフォンによるエアコン操作やドアロック操作、駐車位置確認などが可能となります。
また、セキュリティアラームやエンジン始動を検知し、スマートフォンに通知がくるセキュリティ通知機能もあるため、ある意味安全装備の一部だといえるでしょう。
※上の写真が改良前、下の写真が改良後
その他、「ワゴンR」のフロントグリルとフロントバンパーのデザインが僅かに変更されています。
新型スズキ「ワゴンR カスタムZ」の違い
エクステリアの違い
■ワゴンR カスタムZ
■ワゴンR
■ワゴンR スティングレー
上の写真のとおり、「ワゴンR カスタムZ」のエクステリアは、フロントグリルのメッキ加飾や艶あり塗装部が多く、デザイン的にも“いかにもカスタム”といった正統派モデルといえます。
個人的には、スズキ「ソリオ」っぽい顔になったな、と感じました。
「ワゴンR スティングレー」だと顔がちょっと奇抜、と考えていた方にもおすすめできるモデルとなっています。
その他、「ワゴンR」にはないサイドアンダースポイラーやルーフエンドスポイラーなどが「ワゴンR スティングレー」同様設定されています。
リヤの見た目は「ワゴンR カスタムZ」と「ワゴンR スティングレー」の違いがエンブレム程度しかないため、見分けがつきませんね。
インテリアの違い
■ワゴンR カスタムZ
■ワゴンR
■ワゴンR スティングレー
上の写真のとおり、「ワゴンR カスタムZ」のインテリアは、インテリアカラーがブラック、インパネカラーパネルやフロントドアアームレストがブラウンメタリックとなっています。
インテリアカラーがベージュの「ワゴンR」とは印象が大きく異なりますが、ブラック内装の「ワゴンR」との違いは、「ワゴンR」はインパネカラーパネルやフロントドアアームレストがブラウンとなっている他、「ワゴンR カスタムZ」はピアノブラック塗装のオーディオガーニッシュ、本革巻のステアリングホイールとシフトノブ、メッキのシフトノブボタンとインサイドドアハンドルが装備されており、「ワゴンR」より上質になっています。
「ワゴンR スティングレー」との違いは、「ワゴンR スティングレー」はインパネカラーパネルやフロントドアアームレストがダークバイオレットパールとなっている点しかないため、限定的です。
パールが入っている分、「ワゴンR カスタムZ」より「ワゴンR スティングレー」の方が上質で、「ワゴンR スティングレー」が最上位グレードという位置づけになっています。
いずれにしても、エクステリアほどの違いはありません。
新型スズキ「ワゴンR カスタムZ」の違い まとめ
「ワゴンR カスタムZ」の最大の違いは、エクステリアといえるでしょう。
「ワゴンR」の「HYBRID FX-S」と、「ワゴンR カスタムZ」の「HYBRID ZX」との価格差は8.6万円程度ありますが、LEDヘッドランプやアルミホイールなどが標準装備されており、インテリアの質感も高いため、「ワゴンR」や「ワゴンR スティングレー」より、「ワゴンR カスタムZ」がおすすめだと考えます。
価格重視で「ワゴンR」の「FX」を選択する方を除き、「ワゴンR カスタムZ」が最も人気のモデルになると予想します。
新型スズキ「ワゴンR カスタムZ」の乗り出し価格
最後に新型スズキ「ワゴンR カスタムZ」の乗り出し価格をみていきましょう。
- HYBRID ZX:約179万円
- HYBRID ZT:約192万円
オプションに、全方位モニター用カメラパッケージ、8インチナビ、マット、ETC車載器、合計約27万円を設定、「HYBRID ZX」にはアップグレードパッケージを追加で設定(合計約33万円)しています。
アップグレードパッケージは6.6万円と高価ですが、UV&IRカットガラスや本革巻ステアリングホイールなどが設定される、質感や快適性が向上するため、おすすめです。
今回新たに設定されたスズキコネクト対応ディスプレイオーディオは7万円程度と価格が安いことも魅力ですが、ナビ機能が搭載されていないため、ディーラーオプションのナビを選択しています。
※ディーラーオプションナビでスズキコネクトは使用できません。
諸費用は、燃費性能が優れた「HYBRID ZX」の方が2~3万円程度安くなります。
気になる値引き額は10万円でした。
時期や店舗、オプション設定によって、さらに引き出すことも可能でしょう。
軽スーパーハイトワゴンであるスズキ「スペーシア」やホンダ「N-BOX」のカスタムモデルなら200万円を超える価格となるため、それらと比較すると安い価格設定といえますが、ターボ車だと200万円前後の価格となるため、決して安いクルマではありません。
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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スズキ「ワゴンR」のマイナーチェンジ(一部仕様変更)による変更点、「ワゴンR カスタムZ」の違いと乗り出し価格をまとめてみました。
新型「ワゴンR」は、従来欠点となっていたカスタムモデルのテコ入れを行ったことで、“デザインでも選べるクルマ”になったと考えます。
また、日産「デイズ」やホンダ「N-WGN」と比較して劣っていた安全装備も改良されたため、大きな欠点はなくなったといえます。
新型「ワゴンR」は、広い室内と優れた燃費性能という従来からあるメリットもあるため、非常におすすめの軽トールワゴンだといえるでしょう。
軽トールワゴンの購入を検討している方は、是非新型「ワゴンR」も検討してみましょう。
おすすめです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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