こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリス」と、2020年9月15日にマイナーチェンジが行われたトヨタ「ルーミー」を徹底比較してみました。
ボディタイプは異なるものの同じBセグメントのコンパクトカーで、2023年コンパクトカー人気TOP3に入る両車。
そんな「ヤリス」と「ルーミー」のどっちがおすすめで、後悔しないのか!?
燃費性能・加速性能・安全性能・運転のしやすさ・エクステリア・インテリア・車内の広さ・価格など、徹底検証いたします。
ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較
ボディサイズ・運転のしやすさ
※「ヤリス HYBRID Z」(シアンメタリック)※2024年1月17日改良前
ボディサイズについて、比較していきます。
・ヤリス
全長(mm):3,950
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,495(4WDは1,515)
ホイールベース(mm):2,550
車両重量(kg):940~1,180
最小回転半径(m):4.8(HYBRID Z・Z・4WD車は5.1)
最低地上高(mm):145(1.0ガソリン車は140、1.5Lガソリン4WD車は130、1.5Lハイブリッド4WD車は160)
・ルーミー
全長(mm):3,700(カスタムは3,705)
全幅(mm):1,670
全高(mm):1,735
ホイールベース(mm):2,490
車両重量(kg):1,080~1,140
最小回転半径(m):4.6(最上位グレードのみ4.7)
最低地上高(mm):130
■最大の違いは、全長・全高・最小回転半径!
ボディサイズの最大の違いは、「ルーミー」の方が全長が最大25cm短く、全高が最大24cm高く、最小回転半径が最大50cm小さくなっていることです。
「ルーミー」のボディサイズは、コンパクトカーというより“どちらかというと軽自動車”に近く、最小回転半径も軽自動車とほぼ同じなため、軽自動車と同じ感覚で運転できます。
そのため、軽自動車にしか乗ってこなかった方でも抵抗なく運転できるメリットがあります。
また、Aピラー(フロントガラス)の傾斜が緩いため圧迫感がなく、視界が広い点でもメリットがあります。
一方、「ヤリス」も全長が4mを切るコンパクトなボディサイズなため、非常に運転しやすくなっています。
全高が低い点は走行性能的に有利なため、“走る・曲がる・止まる”というクルマの基本性能では「ヤリス」の方が優れているでしょう。
比べれば違いはあるものの、両車ともに運転しやすいため、「ヤリス」も「ルーミー」も運転が苦手な方におすすめのクルマといえるでしょう。
エクステリア
■ヤリス:「HYBRID Z」(シアンメタリック)
※2024年1月17日改良前
■ヤリス:「HYBRID Z」(コーラルクリスタルシャイン)
※2024年1月17日改良後
■ルーミー:上「G」(ターコイズブルーマイカ)/下「カスタムG-T」(ブラックマイカ×パールホワイトⅢ)
「ヤリス」は最上位グレードと中間グレード以下で質感差が激しい
「ヤリス」のエクステリアは、非常にスポーティなフロントデザインとなっています。
リアはコンビネーションランプが特徴的な水平基調のデザインとなっているため、「ヤリス」だと一目で分かるデザインになっています。
2024年1月17日の改良でフロントラジエーターグリルのデザインが上の写真のとおり変更されています。
横基調だった改良前のフロントグリルに対して、改良後はドットパターンのようなデザインとなっています。
最上位グレード「Z」であれば、光沢感もあって、より印象的なフロントグリルとなっています。
ただ、この手のフロントグリルは“カッコいいけど洗うのが(拭き上げが)大変”という印象が強いです。
また、同日の改良で上の写真にもある「ヤリス」のイメージカラーでもあったボディカラー「シアンメタリック」が廃止されています。
質感は、フロントグリル(ロアアンダーグリルを除く)、リヤグリルやリヤルーフが艶有りブラック塗装となっており、ドアベルトモールディングにサテンクロムメッキ加飾が施されているなど、比較的質感高い印象です。
また、ドアを閉めた際の音は、従来(ヴィッツ)の軽い安っぽい感じではなく、比較的重めで上質な印象です。
さらに、ディーラーオプションのLEDフォグランプを設定するとフォグランプ周辺が艶有りブラック塗装となり、より質感が向上します。
フォグランプなしだと塗装なしのフタが装着されている状態で、質感が高いとは言えません。質感を向上させたい方はLEDフォグランプを設定するのがおすすめです。
※上の写真はフォグランプ装着車
ただ気になるのは、中間グレード以下の質感です。
上記は全て最上位グレードのみの設定で、中間グレード以下になると質感や装備内容は大きく減少します。
特に、今どきハロゲンヘッドランプというのは軽自動車より劣る装備内容といえるでしょう。
仮にLEDヘッドランプ(約8万円)を設定すると、最上位グレードとの価格差は10万円程度になりますので、エクステリアだけみても最上位グレードが最もおすすめであると個人的には考えます。
また、アルミホイールが全グレードでオプション設定となっている点も気になります。
「ルーミー」はスタンダードモデルとカスタムモデルで印象が大きく異なる
「ルーミー」はスタンダードモデルとカスタムモデルで大きく印象が異なります。
スタンダードモデルはメッシュのフロントグリルが特徴的で、どことなく「ライズ」に似た印象があります。
カスタムモデルはメッキのフロントグリルが特徴的で、いわゆる”オラオラ顔”となっています。
質感は、フロントグリルやバックドアガーニッシュがメッキとなっているカスタムモデルが上質な印象です。
2トーンカラーのルーフ部(ブラックマイカメタリック)も艶のある感じになっていたため好印象で、質感的には廉価な印象はあまりなく、同クラス標準的、または1クラス上と比較しても遜色ない印象です。
「ルーミー」のスタンダードモデルは、標準では樹脂フルキャップであったり、フォグランプ部にフタがしてあったりと、廉価な印象が目立ちます。
「ヤリス」と「ルーミー」に大きな質感差はなし!
両車の質感に大きな差はありませんが、質感を重視するなら何れも上位グレード(カスタムモデル)を選択した方が良いでしょう。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリア
■ヤリス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[ブラック])
■ルーミー:「カスタムG-T」(ファブリック[ブラック])
「ヤリス」のインテリアは質感が低い!
「ヤリス」のインテリアは、最上位グレードであれば本革巻きステアリングホイール、本革巻きシフトノブ、インパネにソフトパッドが設定され、シート表皮が合成皮革+ツィード調ファブリックとなるため、「ヴィッツ」から質感はかなり向上しています。
※革巻きステアリングホイール、革巻きシフトノブは他グレードでもオプション設定可能
特に、シート表皮が合成皮革になることで質感が大きく向上する印象があり、ファブリックと比較すると差は歴然です。
上記のとおり、「ヴィッツ」から質感は向上しているものの、まだまだ樹脂製の部分が多く、特にセンターコンソール付近の質感の低さが気になります。
ライバルである日産「ノート」やホンダ「フィット」、同トヨタの「アクア」は質感が大きく向上しており、インテリアの質感差は大きくなったといえるでしょう。
いずれのクルマもアームレスト付きセンターコンソールボックスが標準装備、またはオプション設定することが可能です。
「ヤリス」も軽自動車的なアームレストであればオプション設定可能です。
中間グレード以下では質感の低さがより強調され、特に“ヘッドレスト一体型のシート”となっている点が大きな欠点だといえます。
シートは最上位グレードと同じヘッドレストセパレート型に変更可能ですが、約5.6万円のコンフォートシートセットを設定する必要があります。
LEDヘッドランプ(約8万円)と合算すれば最上位グレードとの価格差は5万円程度になりますので、やはり最上位グレードが最もおすすめであると個人的には考えます。
「ルーミー」スタンダードモデルのインテリアは質感が低い!
「ルーミー」は、中央にあるマルチインフォメーションディスプレイが特徴的で、何と言ってもフロントシートウォークスルーになっていることが「ヤリス」との最大の違いでしょう。
運転席と助手席間だけでなく、後部座席にも移動できることは大きなメリットです。
質感については、カスタムモデルはエアコンパネルやセンターコンソールパネルがピアノブラック塗装となっており、インサイドドアハンドルにメッキ加飾が施されているため、比較的上質です。
一方のスタンダードモデルは樹脂製の部分が多く、エクステリア以上に質感の低さが目立ちます。
一部軽自動車の上位グレードと比較しても劣る質感といえます。
インテリアの質感は「ルーミー」のカスタムモデルが僅かに上質
両車の質感を比較すると、「ルーミー」(カスタムモデル)の方が僅かに上質な印象があります。
ただ、前述の通り「ヤリス」の中間グレード以下、及び「ルーミー」のスタンダードモデルは質感の低さが目立つため、少しでも質感を気にする方は、「ヤリス」の最上位グレード、「ルーミー」のカスタムモデルを選択した方が良いでしょう。
インテリアは乗車時毎回目にする部分だけに、購入後後悔することになりかねません。
実際、筆者はケチって下位グレードのクルマを購入して非常に後悔したことがあります。
後悔しないためにも、質感を少しでも気にする方はケチらず上位モデルを選択しましょう。
価格差はリセールバリューで回収できる可能性もあります。
居住性・ラゲッジスペース
■ヤリス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[CLEAR TAUPE])
※2枚目の写真は「Z」(上級ファブリック[BLACK])
※2024年1月17日改良前
■ルーミー:「カスタムG-T」
ここからは、室内の広さを比較してみましょう。
室内長の比較
- 「ヤリス」:1,845mm
- 「ルーミー」:2,180mm
室内長は「ルーミー」の方が+33.5cm広くなっています。
室内幅の比較
- 「ヤリス」:1,430mm
- 「ルーミー」:1,480mm
室内幅は「ルーミー」の方が+5cm広くなっています。
室内高の比較
- 「ヤリス」:1,190mm
- 「ルーミー」:1,355mm
室内高は「ルーミー」の方が+16.5cm高くなっています。
ラゲッジスペースの比較
- 「ヤリス」:270ℓ
- 「ルーミー」:205ℓ
ラゲッジスペースは「ヤリス」の方が+65ℓ広くなっています。
車内の広さ比較 まとめ
上記の数値のとおり、室内の広さは「ルーミー」の方が圧倒的に広くなっています。
一方、ラゲッジスペースは「ヤリス」の方が広くなっています。
「ルーミー」の魅力は何と言っても後部座席足元スペースの広さと高さにあります。
また、前席と後席の背もたれを倒してフルフラットにできたり、後部座席は個別に24cmスライド可能で、ダイブイン機能により自転車も搭載可能と、シートをフレキシブルに使用できるメリットがあります。
ミニバンの様な広さが欲しいけどミニバンだと大きいし価格が高い、軽自動車だと小さすぎるし非力すぎる、という方にはピッタリのクルマといえます。
ただ、「ルーミー」はラゲッジスペースが狭いという欠点があります。
「ヤリス」も同クラス他車と比較すると、ラゲッジスペースは決して広くはありませんが、「ルーミー」の約1.3倍広くなっているため、ラゲッジスペースを多用する方は「ヤリス」の方が良いでしょう。
どちらが良いか迷った際は“どこまで広さを求めるか”がポイントになるでしょう。
ミニバン並の広さが欲しい方、車中泊を快適に行いたい方、子育て世代の方には間違いなく「ルーミー」の方がおすすめです。
一方、2人乗車が多い、または3人以上乗車する場合でも前席に座る方が大柄の方でなければ「ヤリス」でも問題ありません。
室内の広さより、燃費性能や安全性能などの項目を重視する方は「ヤリス」の方がおすすめです。
快適装備の比較
快適装備を比較してみましょう。
「ヤリス」には、「ルーミー」には無い以下の装備が搭載されています。
- カラーヘッドアップディスプレイ
- テレスコピックステアリング
- 運転席・助手席ターンチルトシート
- 照明付運転席・助手席バニティミラー付サンバイザー ※「ルーミー」は照明なし
- ナノイーX
- AC100V・1500W非常時給電システム付アクセサリーコンセント
- コネクティッドサービスの内容
「ルーミー」には、「ヤリス」には無い以下の装備が搭載されています。
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキホールド
- フロントシートウォークスルー
- 両側パワースライドドア
- ウェルカムパワースライド
- ウェルカムドアロック解除
- 予約ロック機能
- 左右独立リヤシートスライド機構
- リヤシートダイブイン機構
- 格納式リヤドアサンシェード
- シートバックテーブル
上記のとおり両車一長一短ありますが、車内の使い勝手の良さでは「ルーミー」の方が優れているでしょう。
多くある装備差の中でも、最大の違いは電動パーキングブレーキとブレーキホールドの有無です。
「ルーミー」は2020年9月15日のマイナーチェンジでウェルカムパワースライドや予約ロック機能など、多くの快適装備が追加されており、電動パーキングブレーキとブレーキホールドも追加されています。
電動パーキングブレーキ搭載により、パーキングブレーキに触れる機会がなくなり、パーキングブレーキのかけ忘れや解除し忘れを防止できます。
また、ブレーキホールドにより信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がないため、長距離ドライブなどでの負担軽減となります。
筆者も普段上記の装備を使用していますが非常に便利で、もう装備されていないクルマには戻れません。
その他「ルーミー」には、前述の通りフロントシートウォークスルーや多彩なシートアレンジが快適で、スライドドアなため子育てや介護にも適しています。
また、各種予約(ウェルカム)機能でスムーズな乗り降りが可能となっています。
そのため、車内の利便性は「ルーミー」の圧勝といえるでしょう。
一方の「ヤリス」は、ディスプレイオーディオとコネクティッドサービスの内容が優れています。
「ルーミー」のディスプレイオーディオはナビ機能を搭載することができず、コネクティッドサービスも使用できません。
「ヤリス」はディスプレイオーディオが標準装備されており、2024年1月の改良以降は5年間は無料で使えるコネクティッドナビも使用できます。
「ルーミー」でナビを使用する場合、スマホのナビアプリを使用するか、コネクティッドサービスを使用できるナビだと15万円以上するT-Connectナビを別途設定する必要があります。
さらに、「ルーミー」のコネクティッドサービスには以下の機能が搭載されていません。
- ドアロックなどのリモート確認、操作が行える「うっかり通知/リモート確認/リモート操作」
- エンジンオイル、ガソリン残量の確認が行える「ヘルスチェック」
- 自分の運転を診断できる「ドライブ診断」
- スマートフォンでエンジン及びエアコンの始動が行える「リモートスタート」
※トヨタ「ハリアー」から採用された新機能、ハイブリッド車のみ使用可能 - 月1,100円で使い放題「車内Wi-Fi」
- スマホがキーになる「デジタルキー」
- スマホで運転者を認識しドライバーごとの設定を自動で行う「マイセッティング」
価格については、「ヤリス」は標準サービスは5年間無料で6年目以降年3,960円、または月330円となっています。
「ルーミー」とサービス内容を合わせ「オペレーターサービス」を含めても、5年間は年3,960円、6年目以降は年7,960円となります。
※「オペレーターサービス」は年3,930円または、月330円
一方「ルーミー」は、一時期よりDCMの搭載がなくなり、スマホやWi-Fi通信機を使用してコネクティッドサービスを使用する形に変更されました。
基本料金がかからないため使い方によっては「ルーミー」の方が安くなりますが、使用時にスマホやWi-Fi通信機と接続する煩わしさがあります。
いずれにしても、コネクティッドサービスの内容や使い勝手は「ヤリス」の方が優れています。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・ヤリス
・1.0Lガソリン
→20.2km/L(WLTCモード)
→15.22km/L(e燃費より)
・1.5Lガソリン ※2WD、CVT
→21.3km/L(WLTCモード)
→17.01km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド ※2WD
→36.0km/L(WLTCモード)
→31.30km/L(e燃費より)
・ルーミー
・1.0Lガソリン ※2WD
→18.4km/L(WLTCモード)
→14.34km/L(e燃費より)
・1.0Lターボ
→16.8km/L(WLTCモード)
→12.98km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、「ヤリス」の1.5Lハイブリッド車が圧倒的に優秀です。
「ヤリス」のハイブリッド車は、その他のハイブリッド車の1歩先をいっており、未来的な燃費性能となっています。PHEVなどを除くとダントツトップの燃費性能です。
次いで優秀なのも「ヤリス」の1.5Lガソリン車です。
「ヤリス」は、ハイブリッド車の燃費性能が圧倒的に優れているためガソリン車はあまり注目されていませんが、ガソリン車の燃費性能も非常に優れていることがわかります。
では、維持費の違いを比較してみましょう。
※年間走行距離8000km、ガソリン台140円だった場合の年間の維持費
- 「ヤリス」1.5Lハイブリッド車:35,783円+30,500円=66,283円
- 「ヤリス」1.5Lガソリン車:65,844円+30,500円=96,344円
- 「ルーミー」1.0Lガソリン車:86,287円+25,000円=103,103円
- 「ルーミー」1.0Lターボ車:78,103円+25,000円=111,287円
上記のとおり、「ヤリス」のハイブリッド車はガソリン車より約3万円安く、「ルーミー」より最大で約4.5万円安いことが分かります。
ガソリン車で比較しても、「ヤリス」の1.5Lガソリン車は「ルーミー」より最大で約1.5万円安いことが分かります。
「ルーミー」は1.0L車であるため自動車税が「ヤリス」より5,500円安くなっていますが、それでも「ヤリス」の方が維持費が安くなることは確実です。
そのため、維持費を安くしたいなら「ヤリス」がおすすめです。
加速性能・乗り心地の比較
加速性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・ヤリス
・1.0Lガソリン
→最高出力 51kW〈69PS〉/6,000rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm
・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉
→システム最高出力 85kW〈116PS〉
・ルーミー
・1.0Lガソリン
→最高出力 51kW〈69PS〉/6,000rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm
・1.0Lターボ
→最高出力 72kW〈98PS〉/6,000rpm
→最大トルク 140N・m〈14.3kgf・m〉/2,400~4,000rpm
「エンジン性能」を比較すると、スペック的には「ヤリス」の方が優れています。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は「ヤリス」の1.5Lハイブリッド車とガソリン車が0-100km/h加速は9秒~10秒前後、「ルーミー」の1.0Lターボ車がともに11秒前後、1.0Lガソリン車は17秒前後とかなり遅くなっています。
1.0Lガソリン車は、軽自動車のノンターボ車と同等、またはそれ以下の加速性能となっています。
そのため、「ルーミー」を購入する場合、加速性能をよっぽど気にしない方以外は、1.0Lターボ車を選択した方が無難です。
試乗で感じた印象は以下のとおりです。
■「ヤリス」
「ヤリス」は新開発の1.5Lダイナミックフォースエンジンと新世代1.5Lハイブリッドシステムが採用されており、ハイブリッド車のシステム最高出力は「ヴィッツ」の73kW(100PS)から85kW(116PS)に上昇しています。
1.5Lガソリン車は、「RAV4」などにも設定されている発進用ギヤ付きのDirect Shift-CVTが設定されたため、発進時のもっさり感などはなくスムーズに加速してくれます。1,000kg前後の車両重量には十分なパワーで、街中でパワー不足を感じることはないでしょう。
1.5Lハイブリッド車と1.5Lガソリン車を比較すると、発進時の加速性能はハイブリッド車の方が滑らかな印象があります。モーターのアシストにより加速性能が向上しているものかと思います。
ただ、その後の加速感は1.5Lガソリン車の方がガソリン車特有の面白さがある様に感じましたが、それほど大きな差は感じにくく、燃費性能の圧倒的な違いに勝るほどの差はない様に感じました。
静粛性なども考慮すれば、ハイブリッド車の方が総合的に優れているといえるでしょう。
■「ルーミー」
前述の通り、1.0Lガソリン車は軽自動車と様な加速性能となっています。
一方の1.0Lターボ車は、1.0t前後の車両重量には十分なパワーで、低回転域から最大トルクが発揮されるため、発進時は比較的スムーズで、上り坂も2,000回転程度で登ってくれます。
そのため、街中でパワー不足を感じることはあまりないと思います。
ただ、急な上り坂となれば3,000回転程度にはなりますし、高速道路の追い越し時などは若干パワー不足を感じるでしょう。
上記をまとめると、パワー不足感は少ないものの、“走りが面白い”と感じるクルマではありません。
上記より、加速性能は「ヤリス」の方が優れているでしょう。
前述の通り、“走る・曲がる・止まる”というクルマの基本性能も「ヤリス」の方が優れています。
特に、カーブを曲がる際や高速道路上での安定感は「ヤリス」の方が圧倒的に優れています。
乗り心地の比較
「ヤリス」の乗り心地や静粛性は、「ヴィッツ」とは比べ物のならないほど良くなっています。
凹凸をキレイにいなして、コンパクトカー(Bセグメントクラスのクルマ)とは思えない乗り心地となっています。
感覚的には一昔前のCセグメントクラスのクルマの乗り心地といった印象で、従来のコンパクトカーと比較すると圧勝であるといえます。
シートの座り心地も良く、通常のファブリックシートより合成皮革+ツィード調ファブリックシートの方が快適な印象です。
「ルーミー」の乗り心地や静粛性は軽自動車に近いレベルなため、「ヤリス」の方が優れているでしょう。
静粛性は「ヤリス」のハイブリッド車が最も優れています。
安全性能の比較
※「ヤリス HYBRID Z」(シアンメタリック)
ここからは、安全性能について、比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
ヤリス | ルーミー |
- | ADB(アダプティブドライビングビーム) |
- | サイドビューランプ |
オートマチックハイビーム | オートハイビーム |
レーンディパーチャーアラート | 車線逸脱警報機能、ふらつき警報、路側逸脱警報 |
レーンディパーチャーアラート | 車線逸脱抑制制御機能 |
レーントレーシングアシスト | - |
プリクラッシュセーフティ(交差点左右折支援機能、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援機能) | 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)、衝突警報機能(対車両・対歩行者) |
プロアクティブドライビングアシスト | - |
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者、周囲静止物) | - |
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロール | ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個)、ドライブスタートコントロール |
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | - |
ブラインドスポットモニター、安心降車アシスト | - |
ロードサインアシスト | 標識認識機能 |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、ドライバー異常時対応システム | 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) |
発進遅れ告知機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
防眩インナーミラー | 防眩インナーミラー |
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付) | パノラミックビュー |
トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク]) | - |
安全性能を比較すると、「ヤリス」の方が先進的で優秀です。
2024年に行われた「ヤリス」の一部改良により、「ルーミー」をさらに突き放した印象です。
「ヤリス」が優秀な点
- 自動ブレーキが交差点右左折時の隣接2レーンまで対向車、歩行者、自転車も検知可能(プリクラッシュセーフティ)※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)
- 自動ブレーキが交差点の出合い頭時にも作動する(プリクラッシュセーフティ)
- 自動ブレーキに「緊急時操舵支援機能」が搭載されている(プリクラッシュセーフティ)
- 歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制(プロアクティブドライビングアシスト)
- 後側方から接近する車両を検知し、自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])
- 車両前側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[周囲静止物、後方歩行者])
- クルーズコントロールが作動中の全車速域で車線中央維持支援が可能、さらにステアリングの切り始めを検知し、速度を抑制(レーントレーシングアシスト)
- レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う(ドライバー異常時対応システム)
- 車両周辺をサイドクリアランスビュー、コーナリングビューなどクルマを透かしたような映像を表示でき、自動表示する地点の登録、音声操作に対応(パノラミックビューモニター[床下透過表示機能付])
- 後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる(安心降車アシスト)
- 信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする(発進遅れ告知機能)
- 赤信号を見落とし交差点に進入した場合、ディスプレイの点滅やブザー音で警告(ロードサインアシスト)
- アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能(アドバンストパーク)
「ヤリス」の自動ブレーキは、交差点右左折時の隣接2レーンまで歩行者・自転車・対向車に対しても作動するようになっており、交差点の出合い頭時にも作動します。
交差点右左折時では自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)多くのクルマよりも圧倒的に優れています
さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。
後退時の自動ブレーキも、歩行者に対して、車両前後方のみならず側方に対しても作動するようになっています。
これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「ヤリス」には採用されています。
※交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど
「ヤリス」の自動ブレーキは、2024年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています。
もう1つ大きく異なるのが、高速運転支援です。
多くのクルマのアダプティブクルーズコントロール(レーダークルーズコントロール)は設定速度のままカーブを走行しようとするため、速度を自分で落とす必要がありましたが、「ヤリス」は自動的に速度が抑制されるようになっています。
また、2024年1月の改良で前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。
そのため、レーダークルーズコントロールの利便性が大きく異なります。
さらに、「ヤリス」のレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムが採用されています。
これにより、“もしも”の際の安心感が「ルーミー」より優れているといえるでしょう。
降車時の安全性能も「ルーミー」より優れています。
「ヤリス」の「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。
その他、「ロードサインアシスト」や「発進遅れ告知機能」は赤信号の変化にも対応している点も、大きな違いの1つです。
一方の「ルーミー」は、対向車や先行車を部分的に遮光する先進ライト「アダプティブドライビングビーム」や「サイドビューランプ」を搭載している点、電動パーキングブレーキが搭載されている点で優れています。
先進ライトは、同クラスで搭載しているクルマはまだまだ少ないため、非常に先進的であるといえます。
前述のとおり、電動パーキングブレーキ及びブレーキホールドが搭載されていない点は、「ヤリス」の弱点・欠点だと考えます。
軽自動車も含め、新型車の多くに搭載されている装備ですので、是非今後の改良にて搭載してほしいところです。
価格の比較
※「ヤリス Z」(ホワイトパールクリスタルシャイン)
価格について、比較します。
ヤリスのおすすめグレード&価格
「ヤリス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(2WD)で約215万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(2WD)で約250万円です。
理由は、中間グレード以下との質感差がとても大きいからです。
オプションに、ブラインドスポットモニター+パノラミックビューモニター(約8.5万円)、ディスプレイオーディオPlus(約6万円)、マット(約1.5万円)、アームレスト(約2万円)、アクセサリーコンセント(約4.5万円)、合計22万円程度を設定すると、「Z」は約230万円、「HYBRID Z」は約262万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。
ルーミーのおすすめグレード&価格
「ルーミー」のおすすめグレードは、「カスタムG-T」で約205万円です。
ノーマルモデルではなくカスタムモデルを選択した理由は、電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)をカスタムモデルにしか設定できないためです。
ターボ車を選択した理由は、加速性能が大きく異なるからです。
オプションに、コンフォートパッケージ、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ナビ、ETC車載器、マット、合計30万円程度を設定すると、「カスタムG-T」の価格は約230万円となります。
※上記は値引き額が15万円だった場合の全込み価格です。
価格比較 結果
上記価格を比較すると、「ヤリス」のガソリン車と「ルーミー」は概ね同じ価格であることが分かります。
2024年1月に行われた「ヤリス」の一部改良までは、「ヤリス」の方が10万円前後安かったのですが、「ヤリス」の価格上昇により差がなくなっています。
前述の通り維持費は「ヤリス」の方が安いため、維持費も含めて考えると間違いなく「ヤリス」の方が安くなるでしょう。
車両本体価格が安い「ルーミー」と「ヤリス」の価格が全く同じとなっている最大の要因はナビの価格です。
「ヤリス」はナビが標準装備、車載ナビが搭載されるディスプレイオーディオPlusも6万円と安いのに対して、「ルーミー」の9インチナビは約25万円と20万円以上高くなっています。
もちろん、「ヤリス」のディスプレイオーディオPlusを外したり、「ルーミー」に設定するナビを7インチにしたり、ディスプレイオーディオにしたりすることで価格差は変動しますし、値引き額によって大きく変わってきます。
ただ、いずれにしても価格差がほとんどないことは間違いありません。
1番安くなるのは!?
ガソリン車とハイブリッド車の価格差は30万円程度です。
燃費性能が圧倒的に異なるため、年間走行距離が1万km程度であれば10年で15万円ほどハイブリッド車の方が安くなるでしょう。5千km程度であれば逆に8万円程度ガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代160円で計算した場合
そのため、年間走行距離6,500km程度を基準に、上回る場合はハイブリッド車を、下回る場合はガソリン車を選択した方がお得になる可能性が高くなります。
ご自分の年間走行距離によって、お得になる方を選択しましょう。
リセールバリューはハイブリッド車の方が高くなるため、走行距離が極端に短い場合を除き、ハイブリッド車の方がお得になる可能性が高いと考えます。
さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
「ヤリス」や「ルーミー」に限った話ではありませんが、深刻な納期待ちが発生しており、半年で買えれば早い方といった異常事態に陥っています。
そのため、今「ヤリス」や「ルーミー」を購入するなら、納期待ちがほとんどない中古車が非常におすすめです。
“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「ヤリス HYBRID Z」が220万円で、「ルーミー カスタムG-T」なら約190万円で買えるクルマもあります!
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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
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中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
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- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
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中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「ヤリス」とトヨタ「ルーミー」を徹底比較してみました。
「ヤリス」と「ルーミー」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:「ルーミー」は軽自動車と同じ感覚で運転できる
- エクステリアやインテリアの質感:インテリアは「ルーミー」(カスタムモデル)が僅かに上質
- 車内の広さ:「ルーミー」の圧勝
- 快適装備:電動パーキングブレーキがある点、使い勝手が良い点で「ルーミー」が優秀
- 燃費性能:「ヤリス」の圧勝
- 加速性能:「ヤリス」が優秀
- 乗り心地:「ヤリス」が優秀
- 安全性能:「ヤリス」の圧勝
- 価格の安さ:ガソリン車は引き分け
上記のとおり、非常に極端な結果となりました。
運転のしやすさ・室内の広さ・使い勝手の良さでは「ルーミー」が、燃費性能・走行性能・安全性能では「ヤリス」が優れています。
どの項目を重視するかによりますが、筆者的には「ヤリス」がおすすめです。
筆者は、年間走行距離が多いため走行性能を重視し、スタイリングもスポーティなクルマの方が好みだからです。
特に最大の決め手は安全性能と燃費性能が圧倒的に優れている点です。
ただ、クルマを子育てや介護に使用する用途があり、室内の広さや使い勝手を重視し、何より電動パーキングブレーキの搭載が絶対である場合は、「ルーミー」の方が良いでしょう。
何れにしても、前述の通り2023年コンパクトカー人気TOP3に入るクルマですので、どちらを購入しても大きく後悔することはないでしょう。
クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。
1番売れてるから何となく選んだ、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などのクルマ選びをしない様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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