こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年4月25日にマイナーチェンジが行われたホンダ「ヴェゼル」と、2024年8月1日に一部改良が行われたホンダ「フィット」の違いを、エクステリア・インテリア・運転のしやすさ・室内や荷室の広さ・加速性能・燃費性能・安全性能・価格など、各項目で徹底比較いたします。
同じホンダのコンパクトカーとコンパクトSUVで大人気の両車ですが、どっちを買うのがおすすめなのか!?
「ヴェゼル」と「フィット クロスター」で悩んでいる方も、必見です!
※掲載している「ヴェゼル」の写真は「e:HEV Z」(プラチナホワイト・パール)、「フィット」の写真は「LUXE」(プレミアムサンライトホワイト・パール)です。
ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較
ボディサイズ・運転のしやすさ
ボディサイズについて、比較していきます。
・ヴェゼル
全長(mm):4,340
全幅(mm):1,790
全高(mm):1,580(e:HEV X・G)、1,590(e:HEV Z・PLaY)
ホイールベース(mm):2,610
車両重量(kg):1,320~1,450
最小回転半径(m):5.3(e:HEV X・G)、5.5(e:HEV Z・PLaY)
最低地上高(mm):185(e:HEV X・G[2WD])、170(e:HEV X・G[4WD])、195(e:HEV Z・PLaY[2WD])、180(e:HEV Z[4WD])
・フィット
全長(mm):3,995(RSは4,080、クロスターは4,090)
全幅(mm):1,695(クロスターは1,725)
全高(mm):1,515~1,570(2WD or 4WD、シャークフィンアンテナ有無で異なる)
ホイールベース(mm):2,530
車両重量(kg):1,070~1,280
最小回転半径(m):4.9~5.2(ベーシック・ホームは4.9、クロスターは5.0、RS・リュクスは5.2)
最低地上高(mm):135~160(2WDは135、4WDは150、クロスター2WDは160、クロスター4WDは155)
■ヴェゼルも良いけど、小回りは「フィット」の圧勝!
同じコンパクトサイズのクルマでもボディサイズは大きく異なります。
- 全長は「ヴェゼル」の方が最大33.5cm長い
- 全幅は「ヴェゼル」の方が最大9.5cm大きい
- 全高は「フィット」の方が最大7.5cm大きい
- 車両重量は「ヴェゼル」の方が150kg以上重い
- 最小回転半径は「ヴェゼル」の方が10~60cm大きい
- 最低地上高は「ヴェゼル」の方が最大で3.5cm高い
全長の違いも大きいですが、”運転のしやすさ”においては全幅や最小回転半径の違いが大きいでしょう。
狭い道が多い日本では全幅1,700mm未満の5ナンバーサイズである「フィット」の方が運転しやすく、最小回転半径が小さいため取り回しも良くなっています。
※「フィット クロスター」を除く
また、「フィット」は視界も非常に良くなっています。
一方の「ヴェゼル」も、先代「ヴェゼル」同様アイポイントが高いため見晴らしが良く、さらに視界性能が非常に優れているため、先代「ヴェゼル」以上に運転しやすくなっています。
全幅は先代「ヴェゼル」より最大+2cm拡大していますが、全幅の拡大はそれほど気になりませんでした。
全幅の数値だけ見ると、1,800mmに近くあるため非常に大きい印象を受けますが、運転してみると「フィット」と同じ感覚で運転できます。
アイポイントが高いため、むしろ「ヴェゼル」の方が運転しやすい印象すら受けました。
そのため、運転が苦手な方にもおすすめできるSUVだといえるでしょう。
とはいえ、生活道路の様な狭い道や細い山道での運転のしやすさは、「フィット」には敵いません。
そのため、運転にそこまで自信はないため運転しやすいクルマに乗りたい、取り回しの良いクルマに乗りたい、という方には「フィット」の方がおすすめだといえるでしょう。
エクステリア
■ヴェゼル e:HEV Z
■フィット e:HEV LUXE(マイナーチェンジ前)
■フィット e:HEV LUXE・RS(マイナーチェンジ後)
「ヴェゼル」のエクステリアデザインは賛否両論あると思いますが、個人的にはカッコいいと考えています。
ただ、”ホンダらしさ”は消えてしまった様な気はします。また、ボディカラーと同色のフロントグリルについては否定的です。
私の様にボディカラーと同色のフロントグリルに違和感を感じる方は、ボディカラーに「クリスタルブラック・パール」を選択することでフロントグリルが目立たなくなるため、おすすめです。
また、ディーラーオプションのフロントグリル(クロームメッキ)を設定することで、フロントグリルにアクセントがついてオシャレになるため、おすすめです。
「ヴェゼル」のエクステリアの質感は、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」であれば、フロントロアグリル・ホイールアーチモール・センターピラー・リアバンパーなどがピアノブラック塗装が施されており、非常に質感高くなっています。
「e:HEV X」と「G」は、上記の部分が未塗装となっているため、「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」と比較すると質感は低めです。
とはいえ、他社のSUVもセンターピラーを除く部分は未塗装となっていることが多いため、「e:HEV X」と「G」の質感が低いというより、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」の質感が高いと言った方が正しいかもしれません。
上記の他、「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」であれば、前後のバンパーロアガーニッシュがシャープシルバー塗装となっており、メッキ等のドアロアガーニッシュも施されています。
一方「フィット」のエクステリアデザインは、先代「フィット」とは大きく異なり欧州コンパクトカーの様なデザインとなっています。
ただ、この「フィット」のエクステリアデザインは「ヴェゼル」以上に賛否両論あり、否定的な意見の方が多い印象です。
そのため、人気低迷の要因とも言われています。
「フィット」のエクステリアの質感は、ピラーやテールゲートスポイラー、シャークフィンアンテナなどが艶有りブラック塗装となっており、全体的に質感高い印象です。
ボディカラーは有料であるプレミアムサンライトホワイト・パールが特に上質で、見る角度によって印象が変わるため普通のホワイトカラーにはない美しさがあります。
最上位グレードの「リュクス」となれば、フロントバンパーも艶有りブラック塗装となり、プラチナ調クロームメッキのドアロアガーニッシュ、及びテールゲートロアガーニッシュが追加され、ドアミラーにもプラチナ調クロームメッキが施されます。
「リュクス」は本革シートが設定されているためインテリアの質感が高いイメージがありましたが、エクステリアも他グレードより非常に質感高い印象を受けました。
また、2022年のマイナーチェンジで追加された「RS」は、ピアノブラック塗装の前後バンパーやサイドシルガーニッシュが設定されているため、艶あり塗装の面積では「リュクス」を上回ります。
「クロスター」は専用のフロントグリルやバンパーが設定されていますが、エクステリアの質感が高いグレードは「リュクス」と「RS」になるでしょう。
「ヴェゼル」と「フィット」の質感を比較すると、「フィット」の「リュクス」や「RS」より「ヴェゼル」の「e:HEV Z」・「e:HEV PLaY」の方が僅かに上質でしょう。
ただ、質感差以上にデザイン差が大きい様に感じます。
好みは人それぞれですが、「ヴェゼル」を支持する声の方が多い印象です。
インテリア・後部座席・荷室の広さの比較
インテリア
■ヴェゼル e:HEV Z
■フィット e:HEV LUXE
「ヴェゼル」のインテリアは、水平基調なデザインとなっており、先代「ヴェゼル」とはナビ(Honda CONNECTディスプレイ)やセンターコンソール、ドアアームレスト、インサイドドアハンドルの形状など、大きくデザインが変更されています。
「ヴェゼル」のインテリアの質感は、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」であれば、シート表皮がコンビシート(プライムスムース&ファブリック)となり、本革巻ステアリングホイール、ピアノブラック調パワーウィンドウスイッチパネル、インパネやシフトノブ周辺に施されたシルバー加飾インテリアにより、質感高くなっています。
「e:HEV X」や「G」と比較すると、シート表皮やステアリングホイールはもちろんですが、シフトノブ周辺やドアトリムなどの質感差が大きくなっています。
あくまでイメージですが、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」ならトヨタ「C-HR」や「ハリアー」の様な質感になりますが、「e:HEV X」と「G」ならトヨタ「ヤリスクロス」やトヨタ「ライズ」の様な質感になります。
そのため、少しでも質感を重視する方は「e:HEV Z」または「e:HEV PLaY」を選択した方が良いでしょう。
一方「フィット」のインテリアは、水平基調でシンプルなデザインとなっています。
「フィット」のインテリアの質感は、中間グレードの「ホーム」でも本革巻ステアリングホイールに本革巻セレクトレバー、一部プライムスムースを使用したコンビシートが設定されており、コンビシートは座る面を除いた多くの部分が革素材で、リアセンターアームレストも革素材となっています。
その他、インパネやドアアームレストなどにはプライムスムースが施されているため、全体的に質感高い印象です。
「クロスター」になると、ウレタンのステアリングホイール及びセレクトレバーとなり、シート座面が撥水ファブリックとなるため、質感的には「ホーム」より落ちる印象があります。
「リュクス」になると、本革シートが設定されるため最も上質な印象です。
国産コンパクトカーでよくあるセンターコンソール付近の質感の低さも「フィット」は抑えられており、アームレスト付きセンターコンソールボックスをディーラーオプションで全グレードに設定できる点、国産コンパクトカーでは設定されないケースが多いリアセンターアームレストがあるのも良い点です。
上記のとおり、インテリアは一部グレードを除き質感高い両車ですが、「ヴェゼル」と「フィット」の質感を比較すると、「フィット」の「リュクス」より「ヴェゼル」の「e:HEV Z」・「e:HEV PLaY」の方が上質な印象があります。
「ヴェゼル」のインパネやセンターコンソール付近はピアノブラック調加飾やシルバー加飾が多くなっているため、そこが「フィット」との大きな違いとなっています。
後部座席・荷室の広さ
■ヴェゼル e:HEV Z
■フィット e:HEV LUXE
室内長の比較
「ヴェゼル」:2,010mm
「フィット」:1,955mm
室内長は「ヴェゼル」の方が+5.5cm広い
室内幅の比較
「ヴェゼル」:1,445mm
「フィット」:1,445mm
室内幅に差はない
室内高の比較
「ヴェゼル」:1,225mm
「フィット」:1,260mm
室内高は「フィット」の方が+3.5cm高い
ラゲッジスペースの比較
「ヴェゼル」:-ℓ
「フィット」:-ℓ
両車ともにラゲージスペース容量(数値)は不明。
室内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、後部座席の足元スペースは「ヴェゼル」が、頭上スペースは「フィット」が広くなっています。
とはいえ、両車ともにライバル車より室内は広くなっており、特に室内が狭いトヨタ「ヤリス」や「ヤリスクロス」と比較すると圧倒的に広くなっています。
両車ともにファミリー向けにも最適なクルマとなっています。
ラゲッジスペースの容量(数値)は両車ともに不明ですが、上の写真を見てわかるとおり「ヴェゼル」の方が間違いなく広いでしょう。
後部座席のチップアップ機構やダイブダウン機構は同じため、室内の使い勝手に違いはありません。
ただ、「ヴェゼル」にはハンズフリーアクセスパワーテールゲートが設定できるため、バックドアの開閉が楽に行えるメリットがあります。
ハンズフリーアクセスパワーテールゲートの詳細なメリットは、後述しています。
快適装備の比較
快適装備を比較してみましょう。
「ヴェゼル」には、「フィット」には無い以下の装備が搭載されています。
- 左右独立温度コントロール式フルオートエアコン
- PTCヒーター
- リアベンチレーション
- パノラマルーフ
- 雨滴検知式フロントワイパー
- フロントドア撥水ガラス
- リバース連動ドアミラー(助手席側)
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
「フィット」には、「ヴェゼル」には無い以下の装備が搭載されています。
- 本革シート
上記のとおり、「ヴェゼル」の方が快適装備が豊富に設定されています。
最大の違いは、「ヴェゼル」には「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」が設定できることでしょう。
足で開けられることが話題になりがちですが、それ以上にボタンでテールゲートの開閉が操作でき、ドアロックまでできることが最大の魅力です。
テールゲートはドアを閉じる際に半ドアになりやすかったり、開ける際は狭い場所だと重くて開けにくかったりしますが、「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」が装備されていれば、その憂いから開放されます。
「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」は「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」にしか装備されませんので、設定したい方は、「G」や「e:HEV X」ではなく「e:HEV Z」または「e:HEV PLaY」を選択しましょう。
その他、「ヴェゼル」にはエアコン吹き出し⼝「そよ⾵アウトレット」、静電タッチ式LEDルームランプなどが設定されています。
上記新装備のメリットや利便性は試乗ではわかりかねましたが、「そよ⾵アウトレット」以上にリアベンチレーション(エアコン後席吹き出し口)によるメリットの方が大きいと考えます。
このリアベンチレーションにより、暑い夏場など後席の快適性が高くなっています。
BCセグメントクラスのクルマでリアベンチレーションが装備されているクルマはマツダ「CX-30」くらいですので、「フィット」にはない魅力といえるでしょう。
「ヴェゼル」の快適装備で1つ注意が必要なのは、シートヒーターやステアリングヒーター、リアベンチレーションなどが「e:HEV X」や「G」には設定できないことです。
「e:HEV X」や「G」だとリアベンチレーションの位置が”タダの穴”になっており、何とも残念な感じになってしまいます。
後席充電用USBジャック2個についても「e:HEV X」や「G」には標準では装備されませんが、ディーラーオプションで設定することが可能です。
コネクティッドサービスの内容は概ね同じですが、「ヴェゼル」はスマホが鍵になるサービス「Honda デジタルキー」が使用できます。
スマホでクルマのドアロック操作や解除だけでなく、エンジン始動も可能となっており、他社では採用例の少ない先進機能が使用できます。
上記のとおり、快適装備の豊富さは「ヴェゼル」の圧勝ですが、「フィット」には本革シートが設定できるメリットがあります。
1クラス上の佇まいをみせる「ヴェゼル」ですが、本革シートがオプションでも設定できないのは少し残念なところです。
その点「フィット」は、最上位グレードの「リュクス」なら本革シートが標準装備されていますので、シートの質感は「ヴェゼル」以上となっています。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・ヴェゼル
・1.5Lガソリン ※4WD
→15.0km/L(WLTCモード)
→12.52km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド(e:HEV) ※e:HEV X 2WD
→26.0km/L(WLTCモード)
→21.52km/L(e燃費より)
・フィット
・1.5Lガソリン ※BASIC 2WD
→18.7km/L(WLTCモード)
→14.79km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド(e:HEV) ※e:HEV BASIC 2WD
→30.2km/L(WLTCモード)
→24.59km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、「フィット」の方が優秀です。
同じe:HEV搭載車なら4.0km/L以上、ガソリン車なら1.0km/L以上優れています。
ただ、「フィット」は2022年のマイナーチェンジで、ガソリン車のパワートレインが1.3Lから1.5Lに変更されたため、燃費性能は2.0km/L近く低下しています。
実燃費は使用環境や季節によって前後しますが、概ね上記に近い差がでてくるでしょう。
年間走行距離が8,000km、ガソリン代が140円だった場合の維持費の違いは、以下のとおりです。
- ヴェゼル(ガソリン車):ガソリン代82,840円+自動車税30,500円=113,340円
- フィット(ガソリン車):ガソリン代75,727円+自動車税30,500円=106,227円
- ヴェゼル(e:HEV搭載車):ガソリン代52,044円+自動車税30,500円=82,545円
- フィット(e:HEV搭載車):ガソリン代45,546円+自動車税30,500円=76,047円
上記のとおり、最も安くなるのは「フィット」のe:HEV搭載車で、「ヴェゼル」のe:HEV搭載車より年6千円程度安いことがわかります。
ガソリン車同士で比較しても「フィット」の方が年6千円程度安いことがわかります。
同じ車種同士で比較すると、e:HEV搭載車とガソリン車の維持費の差は年3.1万円程度となっています。
当然ですが、走行距離が多ければ多いほど維持費の差は広がるため、e:HEV搭載車は走行距離が多い方に向いています。
上記はあくまで全体平均の実燃費から算出したものなので、乗り方や環境によって前後すると思われます。
ハイブリッド車は乗り方次第でWLTCモードに近い数値まで燃費を伸ばせますので、そうなればガソリン車との価格差は大きくなるでしょう。
加速性能・乗り心地の比較
加速性能の比較
加速性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・ヴェゼル
・1.5Lガソリン
→最高出力 87kW〈118PS〉/6,600rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/4,600rpm
・1.5Lハイブリッド(e:HEV)
エンジン
→最高出力 78kW〈106PS〉/6,000~6,400rpm
→最大トルク 127N・m〈13.0kgf・m〉/4,500~5,000rpm
モーター
→最高出力 96kW〈131PS〉/4,000~8,000rpm
→最大トルク 253N・m〈25.8kgf・m〉/0~3,500rpm
・フィット
・1.5Lガソリン
→最高出力 87kW〈118PS〉/6,600rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/4,600rpm
・1.5Lハイブリッド(e:HEV)
エンジン
→最高出力 78kW〈106PS〉/6,000~6,400rpm
→最大トルク 127N・m〈13.0kgf・m〉/4,500~5,000rpm
モーター
→最高出力 90kW〈123PS〉/3,500~8,000rpm
→最大トルク 253N・m〈25.8kgf・m〉/0~3,000rpm
エンジン性能を比較すると、「ヴェゼル」のハイブリッド車(e:HEV搭載車)が最も優秀です。
ただ、「フィット」も2022年のマイナーチェンジでモーターの最高出力を80kW〈109PS〉から90kW〈123PS〉に向上したため、「ヴェゼル」との性能差が減少しています。
「フィット」のガソリン車も、2022年のマイナーチェンジでパワートレインが1.3Lから1.5Lに変更されたため、「ヴェゼル」との性能差は全くなくなっています。
いずれのパワートレインでも、「ヴェゼル」の方が車両重量が重くなっているため、加速性能は「フィット」が軽やかな印象です。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速はe:HEV搭載車が7~8秒前後、1.5Lガソリン車は10秒前後となっています。
そのため、加速性能を重視するならe:HEV搭載車を選択しましょう。
ハイブリッド車は、先代の1モーターハイブリッドシステム「i-DCD」から、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」に変更となったことで、坂道走行時や高速走行時以外はモーターのみで走行できる様になりました。
ざっくり言えば日産のe-POWERと似たようなシステムですが、ホンダのe:HEVは坂道走行時はハイブリッド、高速走行時にエンジンで走行する点で異なります。
ガソリン車については、「ヴェゼル」は先代と同じ排気量となっていますが、残念なことにパワーダウンしています。
車両重量が50kg程度重くなったことを考慮すると、「ヴェゼル」のガソリン車は先代より加速性能が落ちたといえるでしょう。
また、e:HEV搭載車についても、最大トルクが非常に高い値となっていますが、踏み込んだ際の加速感は弱くなった印象があります。
燃費を重視した制御になっていることが主な要因だと思われます。
もちろん、ドライブモードをSPORTにした際や、アクセルを強く踏んだ際の加速性能は素晴らしいものがありますが、何れにしても先代「ヴェゼル」の1.5Lターボ車の様なスポーティーな印象はありません。
その他、「フィットRS」と「ヴェゼル」には「減速セレクター」が、「ヴェゼル」には「ヒルディセントコントロール」が装備されています。
「減速セレクター」はパドルシフトのシフトダウンの様にエンジンブレーキなどにより減速力を高めるものです。
実際、試乗で試してみましたが、減速力は非常に弱く、パドルシフトのシフトダウンの様な減速力はありません。
「ヒルディセントコントロール」は、下り坂などで20km/h以下で走行中に設定した車速をキープする機能で、国内ホンダ車で初搭載となる機能です。
この機能は、ミディアムクラスSUVによく装備されているものですが、20km/h以下でしか使用できないため個人的にはあまり使用機会がない印象です。
乗り心地の比較
乗り心地について、比較していきます。
「ヴェゼル」の乗り心地は、なめらかで凹凸をキレイにいなしてくれるため、先代「ヴェゼル」とは異なり、乗り心地は非常に優れています。
「フィット」も同様にコンパクトカー(Bセグメントクラスのクルマ)とは思えない、まさに1クラス上の乗り心地となっています。
両車の乗り心地は、国産Bセグメントクラスのクルマの中では間違いなくトップクラスで、一部Cセグメントクラスのクルマすら凌駕するレベルです。
そのため、両車の乗り心地はライバルのトヨタ「ヤリスクロス」や日産「キックス」、トヨタ「ヤリス」や日産「ノート」より優れているでしょう。
「ヴェゼル」と「フィット」の乗り心地に大きな違いはありません。
乗り心地や静粛性に優れてた「ヴェゼル」ですが、1点気になったのは後部座席中央の座り心地です。
後部座席の中央が盛り上がっているため座りにくい・・・というか、そもそも”座らせる気がない”設計になっている様に感じました。
「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」も座りにくいですが、特にファブリック表皮となっている「G」や「e:HEV X」で顕著になっています。
そのため、5人乗車する機会が多い場合は注意が必要です。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
フィット | ヴェゼル |
- | アダプティブドライビングビーム、LEDアクティブコーナリングライト |
オートハイビーム | オートハイビーム |
路外逸脱抑制機能 | 路外逸脱抑制機能 |
LKAS(車線維持支援システム) | LKAS(車線維持支援システム) |
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能) | トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能) |
急アクセル抑制機能 | 急アクセル抑制機能 |
歩行者事故低減ステアリング | 歩行者事故低減ステアリング |
衝突軽減ブレーキ | 衝突軽減ブレーキ |
誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能 | 誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能 |
近距離衝突軽減ブレーキ、パーキングセンサーシステム | 近距離衝突軽減ブレーキ、パーキングセンサーシステム |
後退出庫サポート | 後退出庫サポート |
ブラインドスポットインフォメーション | ブラインドスポットインフォメーション |
標識認識機能 | 標識認識機能 |
渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール | 渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
手動式防眩ミラー | 自動防眩ルームミラー |
マルチビューカメラシステム | マルチビューカメラシステム |
- | アジャイルハンドリングアシスト |
- | ヒルディセントコントロール |
安全性能を比較すると、「ヴェゼル」の方が優れています。
「ヴェゼル」は、先行車や対向車を部分的に遮光する先進ライト「アダプティブドライビングビーム」、左右折時の内側を照らす「LEDアクティブコーナリングライト」、後続車のライトの眩しさを自動的に抑える「自動防眩ルームミラー」、安定してコーナーを曲がれる「アジャイルハンドリングアシスト」などが搭載されている点で「フィット」より優れています。
「フィット」は2022年のマイナーチェンジ時に、「ヴェゼル」は2024年のマイナーチェンジ時に、65km/h以下の低速時でも車線中央維持支援(ハンドル支援)が可能な「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」、2022年9月22日に行われた「N-WGN」のマイナーチェンジから採用されている車両前後に障害物がなくても作動する「急アクセル抑制機能」が採用されています。
さらに「フィット」は、従来「ヴェゼル」との装備差だった「ブラインドスポットインフォメーション」と「マルチビューカメラシステム」も同タイミングで設定されています。
ただ、「マルチビューカメラシステム」は、「ヴェゼル」ならプレミアムオーディオ(10スピーカー)とのセットオプションで約13万円、「フィット」ならブラインドスポットインフォメーションとセットオプションで約10万円という価格の高さがネックです。
類似機能のトヨタのパノラミックビューモニターなら、車種によっては約3万円程度で設定できることを考慮すると、価格設定の高さが気になります。
価格の比較
価格について、比較します。
ヴェゼルのおすすめグレード&価格
「ヴェゼル」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「G」1択で約265万円、ハイブリッド車なら「e:HEV Z」で約320万円です。
理由は、下位グレードには設定できなに「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」が標準装備されている点、リアベンチレーション(エアコン後席吹き出し口)が標準装備されている点、そして何よりエクステリアとインテリア質感が下位グレードより上質だからです。
「パノラマルーフ」が必須でない場合は、価格が安いことも「e:HEV Z」の魅力です。
Honda CONNECTディスプレー(または9インチインターナビ)、ETC車載器、オートリトラミラー、USBチャージャー リア用、マット代等を約25~33万円を足すと、「G」は約298万円、「e:HEV Z」は約345万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
フィットのおすすめグレード&価格
「フィット」のおすすめグレードは「HOME(ホーム)」・「CROSSTAR(クロスター)」・「RS」・「LUXE(リュクス)」です。
価格を安く抑えたい方には「HOME(ホーム)」を、SUVなスタイルが好みな方には「CROSSTAR(クロスター)」、走りと質感が充実させたい方には「RS」、室内の質感を重視する方には「LUXE(リュクス)」がおすすめです。
価格は、以下のとおりです。
- 「HOME(ホーム)」ガソリン車:約199万円、ハイブリッド車:約233万円
- 「RS」ガソリン:約215万円、ハイブリッド車:約254万円
- 「CROSSTAR(クロスター)」ガソリン:約229万円、ハイブリッド車:約263万円
- 「LUXE(リュクス)」ガソリン:約231万円、ハイブリッド車:264万円
オプションに、Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器(約20万円)、マット(約2万円)、ブラインドスポットインフォメーション+マルチビューカメラシステム(約10万円)、合計約22~約32万円を足すと以下の価格となります。
※ブラインドスポットインフォメーション、マルチビューカメラシステムはHOMEとLUXEのみ
- 「HOME(ホーム)」ガソリン車:約231万円、ハイブリッド車:約266万円
- 「RS」ガソリン車:約237万円、ハイブリッド車:約277万円
- 「CROSSTAR(クロスター)」ガソリン:約251万円、ハイブリッド車:約286万円
- 「LUXE(リュクス)」ガソリン:約263万円、ハイブリッド車:298万円
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺される、または若干安くなるでしょう。
上記価格を比較すると、ガソリン車なら40万円以上、e:HEV搭載車なら50万円以上「フィット」の方が安いことがわかります。
e:HEV搭載車の比較対象が「ヴェゼル」は上位グレード(e:HEV Z)であることが大きな要因ですが、それにしてもe:HEV搭載車の価格差が大きいことがわかりますね。
2022年の「フィット」のマイナーチェンジでパワートレインが共通化、オプションにマルチビューカメラシステムが追加されたため、価格差が一時大幅に縮まりましたが、「ヴェゼル」も2024年のマイナーチェンジで価格上昇したため、再び価格差が拡大しています。
維持費も「フィット」の方が年6千円程度安いので、長く乗れば乗るほど、走行距離が多ければ多いほど「フィット」の方が安くなります。
つまり、「フィット」の方が圧倒的に安いということです!
「フィット」はガソリン車とe:HEV搭載車の価格差が35万円程度ありますが、諸費用の差で27万円程度まで縮まり、年間走行距離が8千kmなら年3.1万円程度価格差が縮まるため、9年乗ればガソリン車との価格差を回収できる可能性があります。
リセールバリューがe:HEV搭載車の方が高いことも考慮すると、「フィット」はe:HEV搭載車の方が安くなる可能性が高いといえるでしょう。
「ヴェゼル」は「G」グレードと「e:HEV X」グレードの価格差が15万円前後しかないため、間違いなく「e:HEV X」の方がお得になります。
さらに安く、お得に購入したい方は”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
「ヴェゼル」の「e:HEV Z」なら300万円以下で、「G」なら250万円以下で、「フィット」なら200万円以下で購入することも可能ですよ!
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新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
■楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえる!
車の売却成立で1,000ポイント、さらにマイカー割のメンバー登録を行うと合計5,000ポイントが貰えます。
※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、ホンダ「ヴェゼル」とホンダ「フィット」を徹底比較してみました。
「ヴェゼル」と「フィット」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:「フィット」の方が運転のしやすく、取り回しが良い
- エクステリアやインテリアの質感:「ヴェゼル」の方が質感高い
- 室内の広さ:後部座席の足元スペースは「ヴェゼル」、頭上スペースは「フィット」が広い
- 荷室の広さ:「ヴェゼル」が広い
- 快適装備:「ヴェゼル」の方が豊富に設定されており、快適性が高い
- 燃費性能:e:HEV搭載車、ガソリン車ともに「フィット」が優秀
- 加速性能:「フィット」の方が軽やか
- 乗り心地:引き分け
- 安全性能:引き分け
- 価格の安さ:ガソリンなら40万円以上、e:HEV搭載車なら50万円以上「フィット」の方が安い
どの部分を優先するかによりますが、決め手は運転のしやすさ・デザインや質感・価格になります。
運転のしやすさを重視するなら「フィット」がおすすめです。
5ナンバーサイズであるため取り回しの良さは「ヴェゼル」より圧倒的に優れています。
そして何と言っても維持費が安く、価格が安いため、コスパの高さも「ヴェゼル」より優れているでしょう。
一方、「フィット」にはない「ヴェゼル」の最大の魅力はデザインや質感でしょう。
どうしても「フィット」はサイズ的に割安感がありますが、「ヴェゼル」はCセグメントクラスの風格があり、「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」であれば室内外ともに質感高くなっているため、所有する満足感は「ヴェゼル」の方が高いといえるでしょう。
また、「フィット」のデザインを受け入れ難い方でも「ヴェゼル」のデザインならOK、むしろカッコ良くて好みだと考える方は少なくないでしょう。
荷室を多様する方にも「ヴェゼル」の方がおすすめです。
逆にデザインや質感が「フィット」でも良いという方は、「ヴェゼル」を選択するメリットは少ないといえます。
質感や快適性、荷室の広さでは「ヴェゼル」に及びませんが、実用性は十分です。
どちらが良いかは人によって異なるため、購入後後悔しないためにも”クルマを購入する上で何を重視するのか”を整理してから購入する様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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