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【最新】カローラクロス・ヤリスクロス買うならどっち!徹底比較した結果~人気SUVの違い

トヨタ カローラクロス 外装 エクステリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリスクロス」と、2023年10月18日に一部改良が行われたトヨタ「カローラクロス」の違いを、「カローラツーリング」オーナーの筆者が徹底比較してみました。

同じトヨタのSUVで価格帯も近い両車。

そんな「カローラクロス」と「ヤリスクロス」のどっちを買った方が後悔しないのか!?

 

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※掲載している「カローラクロス」の写真は「HYBRID Z」(アティチュードブラックマイカ)です。
※掲載している「カローラクロス」の写真は2023年一部改良前のものです。
※掲載している「ヤリスクロス」の写真は「HYBRID Z」(ブラックマイカ)及び「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)です。

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エクステリア・インテリアの違い

■カローラクロス:「HYBRID Z」(アティチュードブラックマイカ)
トヨタ カローラクロス 外装 エクステリアトヨタ カローラクロス 外装 エクステリアトヨタ カローラクロス 外装 エクステリアトヨタ カローラクロス 外装 エクステリア

 

■ヤリスクロス:「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)
トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリアトヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリアトヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア

カローラクロスのエクステリア

「カローラクロス」のエクステリアデザインは、他カローラシリーズと異なり、SUVらしい無塗装のフェンダーアーチモールやサイドロアガーニッシュ、大きいリヤバンパーが装備されていることが特徴的で、タイヤは最大18インチと大きくなっています。

また、全幅と全高が他カローラシリーズよりかなり大きいため、1回り大きい印象があります。

大きいフロントグリルも特徴的で、メッシュの形状も他カローラシリーズと異なります。

ヘッドランプやリアコンビネーションランプは少し丸みを帯びた形状となっており、最上位グレードの「Z」であればシーケンシャルターンランプ、いわゆる“流れるウィンカー”が装備されることも「カローラクロス」の大きな特徴です。

ちなみに、同価格帯のSUVだとホンダ「ヴェゼル」の上位グレードが同じくフロントに、トヨタ「C-HR」の上位グレードならリヤに、シーケンシャルターンランプを採用しています。

 

ドアウィンドウ周辺は、クロームメッキのドアウィンドウフレームモールディングが上部だけですが装備されているため、比較的上質な印象です。

Cピラーに刻印された「COROLLA CROSS」の文字も特徴的です。

「ヤリスクロス」の場合は、サイドロアガーニッシュに車名が刻印されています。

 

エクステリアの質感は、前後バンパーやフェンダーアーチモール、センターピラー、サイドロアガーニッシュなど無塗装樹脂パーツが多く、金属調塗装のフロントロアグリルやリヤロアバンパーなども特別質感高い印象はありません。

同価格帯のSUVだと、「C-HR」の上位グレードならセンターピラーは艶あり塗装となっており、「ヴェゼル」の上位グレードなら前後バンパーやフェンダーアーチモール、センターピラー、サイドロアガーニッシュなど、「カローラクロス」だと無塗装の部分の多くがクリアブラック塗装となっており、非常に上質になっています。

「カローラクロス」のエクステリアの質感は、クロームメッキのドアウィンドウフレームモールディングが設定されている点などから「ヤリスクロス」より上質なものの、「C-HR」や「ヴェゼル」より劣っているといえるでしょう。

 

ちなみに、筆者の「カローラツーリング」は「カローラスポーツ」のブラック艶あり塗装のセンターピラーガーニッシュを装備しています。

かなり見た目の印象が変わりますし、ディーラーで比較的安く装備できたため、非常に気に入っています。

「カローラクロス」も装備できる可能性があるため、気になる方はディーラーさんに相談してみましょう。

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ヤリスクロスのエクステリア

「ヤリスクロス」のエクステリアデザインは、車名に「ヤリス」と付いていますが「ヤリス」とはフロントデザインが大きく異なります。

フロントグリルが大きい「ヤリス」に対して、「ヤリスクロス」のフロントグリルは小さく、ヘッドランプもよりシャープになっています。

また、フロントフォグランプとは別に設定されている縦長のデイタイムランニングランプ(ターンランプ)や、ドア下モールディングの車名プレートが全車標準装備されている点も特徴的です。

リヤデザインは、リヤコンビネーションランプの形状など、比較的「ヤリス」と似たデザインになっています。

「カローラクロス」やトヨタ「ライズ」に採用されているシーケンシャルターンランプ、いわゆる“流れるウィンカー”は「ヤリスクロス」には残念ながら採用されていません。

 

「ヤリスクロス」のエクステリアの質感は、ピラーの艶有り塗装やドアベルトモールディングのメッキ加飾などはないため、特別質感高い印象はなく、クラス標準レベルといった印象です。

「ヤリス」と比較すると、艶有り塗装部分が若干少なくなっていますが、大きな質感差があるわけではありません。

上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、「Z」のみに設定されている切削光輝のアルミホイール、ピアノブラックのアッパーグリル程度しかなく、それほど大きな違いはありません。

アッパーグリルの違いはよく見ないと分からないレベルなので、エクステリアの最大の違いはアルミホイールといえそうです。

アルミホイールのデザインは当然「Z」の方がカッコよくなっていますが、2インチもタイヤサイズが大きくなるためタイヤ代が4本で12,000円前後異なりますし、燃費性能にも影響してくるため、一長一短あると思います。

両グレードともにフォグランプはオプションとなっていますが、“フタ”がされている箇所がそれほど目立っていないこと、LEDヘッドランプが非常に明るいことを考慮すると、5万円前後のフォグランプをわざわざ設定する必要はないかと個人的には考えます。

 

中間グレード「G」で気になる点は、LEDヘッドランプ(約7万円)がオプション設定となっている点で、今どきハロゲンヘッドランプというのは軽自動車より劣る装備内容といえるでしょう。

そのため、LEDヘッドランプのオプション装備は必須だと考えます。

とはいえ、アルミホイールが全グレードでオプション設定となっている「ヤリス」よりは大分マシといえます。

「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの質感差が少なくなっていることも好印象です。

 

その他、2022年7月19日の一部改良にて新たに「Z”Adventure”」が追加されました。

「Z”Adventure”」は、「Z」にはないシルバー塗装の前後バンパー、ルーフレールが設定されることにより、“よりSUVらしい”力強いデザインとなっています。

 

エクステリアの質感は「カローラクロス」の方が高い!

何れにしても、「ヤリスクロス」より1クラス上である「カローラクロス」の方が質感高いことは間違いありません

ただ、「カローラクロス」にクロームメッキのドアウィンドウフレームモールディングが装備されている点を除くと、劇的な差はありません。

デザインは大きく異なるため、好みが分かれるところかと思います。

SUVらしい力強いデザインとなっている「カローラクロス」に対して、「ヤリスクロス」は少し爬虫類的な独特なデザインとなっています。

個人的には無難な「カローラクロス」のデザインの方が好印象です。

 

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インテリアの違い

■カローラクロス:「HYBRID Z」
トヨタ カローラクロス 内装 インテリアトヨタ カローラクロス 内装 インテリアトヨタ カローラクロス 内装 インテリア

 

■ヤリスクロス:「HYBRID G」
※2024年1月17日改良前

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア

 

■ヤリスクロス:「HYBRID Z”Adventure”」(合成皮革[サドルタン])
※2024年1月17日改良後


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより

カローラクロスのインテリア

「カローラクロス」のインテリアは、インサイドドアグリップの形状、助手席前インパネパネルの形状、フロントコンソールトレイの形状が異なる程度で、基本的に他カローラシリーズと共通のデザインとなっています。

また、他カローラシリーズには設定できない「パノラマルーフ」が設定できることも大きな特徴の1つで、同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」やマツダ「CX-30」など、一部の車種にしか設定できません。

「ヴェゼル」や「CX-30」と異なり、中間グレードにもオプション設定できる点は魅力的ですが、価格が11万円と高いことがネックです。
※「CX-30」は8.8万円

 

「カローラクロス」のインテリアの質感は、最上位グレード「Z」なら本革+ファブリックとなるため、一見上質な印象がありますが、直接見て触ってみると、触り心地や艶など「本当に本革シートなのか!?」と思ったほど質感が低い印象を受けました。

さらにドアアームレストは、フロントリヤともにパワーウインドウスイッチ部は無塗装樹脂で、アームレスト部も硬く、明らかに質感が低くなっています。

個人的には、このドアアームレストの質感の低さが「カローラクロス」の内装で最も気になった部分です。

室内の質感がかなり低い「ヤリスクロス」よりは上質なものの、「ヴェゼル」や「C-HR」、「CX-30」より大きく劣るといえるでしょう。

このインテリアの質感の低さは、「カローラクロス」の大きな欠点といえるでしょう。

上記は最上位グレードの話で、下位グレードになると一層質感の低さが強調される形になります。

 

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ヤリスクロスのインテリア

「ヤリスクロス」のインテリアデザインは、エクステリアと異なり「ヤリス」とほとんど同じです。

ただ、メーターは2024年1月17日の改良で全グレード7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに統一されたため、下位グレードで4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用している「ヤリス」とは異なります。

 

「ヤリスクロス」のインテリアの質感は「ヤリス」とほぼ同じで、従来のコンパクトカーと比較すると質感高くなっています。

しかし、同クラス他車と比較すると質感はかなり低く、当然1クラス上の「カローラクロス」の方が圧倒的に上質です。

「ヤリスクロス」は、従来設定されていなかったコンソールボックス付フロントソフトアームレストが2024年1月17日の改良で採用されていますが、上の写真のとおり「プリウス」や「カローラ」などCセグメントクラス以上のクルマに採用されている“ちゃんとした”センターアームレストとは異なり、収納スペースも限定的です。

インパネやドアトリムなどの質感も大きく異なりますが、センターコンソールボックスも「ヤリスクロス」と「カローラクロス」との大きな違いの1つです。

上記の点は、「ヤリスクロス」の欠点の1つといえます。

「ヤリス」についても、同時期に発売されたホンダ「フィット」と比較すると質感の低さが欠点の1つとなっていましたので、その点では「ヤリスクロス」も同様です。

 

「ヤリスクロス」の上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、シート表皮、パワーシート、シートヒーター程度で、「ヤリス」と比較するとそれほど多くはありません。

「Z」グレードは内装色によって見え方が異なりますが、「Z」と「G」に大きな質感差はありません。

「ヤリス」の場合、中間グレード以下だと“ヘッドレスト一体型のシート”となっており、今どき軽自動車でもスズキ「アルト」やダイハツ「ミライース」程度しかない非常に廉価な装備で、大きな欠点となっていました。

その点、「ヤリスクロス」はエントリーグレードを除きヘッドレストセパレート型のシートとなっているなど、「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの差が少なくなっています。

 

インテリアの質感は「カローラクロス」の圧勝!

上記のとおり、インテリアの質感は「カローラクロス」の圧勝です。

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の最大の違いの1つともいえるでしょう。

「カローラクロス」も同クラス他車と比較するとシート表皮やドアアームレストなど気になる部分もありますが、「ヤリスクロス」と比較すると圧倒的に上質です。

質感を全く気にしない方は「ヤリスクロス」でも問題ないかと思いますが、少しでも気にする方は「カローラクロス」1択となります。

 

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ボディサイズ・運転のしやすさの比較

トヨタ カローラクロス 内装 インテリア
※カローラクロス:「HYBRID Z」

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」のボディサイズ、運転のしやすさを比較してみましょう。

・カローラクロス
全長(mm):4,490
全幅(mm):1,825
全高(mm):1,620
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,360~1,490
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):160

・ヤリスクロス
全長(mm):4,180~4,200
全幅(mm):1,765
全高(mm):1,580~1,590
ホイールベース(mm):2,560
車両重量(kg):1,110~1,270
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):170

 

全長は「カローラクロス」の方が最大31.0cm長く、全幅は「カローラクロス」の方が6.0cm大きく、ホイールベースも「カローラ」の方が8.0cm大きくなっていますが、最小回転半径は「ヤリスクロス」の方が10cm大きくなっています。

そのため、「ヤリスクロス」の方がコンパクトで取り回しが良さそうに見えますが、「カローラクロス」の方が僅かに取り回しが良いといえます。

 

一方、「カローラクロス」で気になるのは全幅が大きいことです。

「カローラクロス」の全幅はスバル「フォレスター」の1,815mmより大きくなっていますので、ミドルクラスSUV並の大きさであることがわかります。

両車ともにアイポイントが高いため見晴らしが良く、視界性能は非常に優れていますが、全幅が1,800mmを超えている「カローラクロス」は、生活道路や山道の様な細い道では運転しにくくなります。

実際、試乗してみた印象としても、トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」と同じような感覚で運転できた「ヤリスクロス」と比較すると、「カローラクロス」はやはり横幅の大きさが気になりました。

以上から、運転のしやすさは「ヤリスクロス」に軍配があがります。

これまで軽自動車やBセグメントクラスのクルマにしか乗ってこなかった方、生活道路の様な細い道をよく走る方は、「ヤリスクロス」の方が無難だと考えます。

 

その他、ボディサイズで最も異なるのは車両重量です。「カローラクロス」の方が200kg以上も重くなっています。

また、最低地上高は「ヤリスクロス」の方が1cm余裕があります。

「カローラクロス」は都会派SUVに属するため、悪路走破性はさほど高くありません。

最低地上高の高さを気にする方は少ないかと思いますが、最低地上高が高いことによりバンパーを擦る心配は低減します。

 

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室内の広さ・ラゲッジスペースの広さ・使い勝手の比較

室内の広さ・ラゲッジスペースの広さを比較

■カローラクロス:「HYBRID Z」
トヨタ カローラクロス 内装 インテリアトヨタ カローラクロス 荷室 ラゲッジスペース

 

■ヤリスクロス:「HYBRID G」
トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア
ここからは、室内の広さを比較してみましょう。

 

室内長の比較

  • 「カローラクロス」:1,800mm
  • 「ヤリスクロス」:1,845mm

室内長は「ヤリスクロス」の方が+4.5cm広くなっています。

 

室内幅の比較

  • 「カローラクロス」:1,505mm
  • 「ヤリスクロス」:1,430mm

室内幅は「カローラクロス」の方が+7.5cm広くなっています。

 

室内高の比較

  • 「カローラクロス」:1,260mm
  • 「ヤリスクロス」:1,205mm

室内高は「カローラクロス」の方が+5.5cm高くなっています。

 

ラゲッジスペースの比較

  • 「カローラクロス」:487ℓ
  • 「ヤリスクロス」:390ℓ

ラゲッジスペースは「カローラクロス」の方が+97ℓ広くなっています。

 

室内の広さ比較 まとめ

室内の広さは上記の数値のとおり、「カローラクロス」の方が広くなっています。

室内長は「ヤリスクロス」の方が広くなっていますが、後部座席の足元スペースは上の写真のとおり「カローラクロス」の方が広くなっています。

また、室内幅も「カローラクロス」の方が広いため、後部座席に3人乗る場合は横幅に僅かにゆとりがあります。

 

そして、「カローラクロス」で特徴的なのは1,260mmと高い室内高にあります。

室内高が1,160mm前後となっている他カローラシリーズより10cm以上大きく、同価格帯のSUVの中で室内が広い「ヴェゼル」の1,225mmより3.5cmも大きくなっています。

これにより、運転席・後部座席ともに頭上スペースは非常に開放的で、「ヤリスクロス」より拳1つ分程度広くなっています

この点は「カローラクロス」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

 

また、「カローラクロス」はラゲッジスペースが非常に広いことも大きな魅力です。

「ヤリスクロス」も同クラスSUVの中ではトップクラスの広さとなっていますが、「カローラクロス」はさらに約1.2倍広くなっています。

奥行きが広いというより、やはり室内高が高いことにより広くなっている形です。

「カローラクロス」のラゲッジスペースは、「フォレスター」の509ℓに迫る広さとなりますので、相当広いことが分かりますね。

 

一方、「カローラクロス」のラゲッジスペースは標準だと後席を倒した際に段差ができてしまうデメリットがあります。

約1.7万円するメーカーオプションの「ラゲージアクティブボックス」を設定すればフラットにすることができますが、この点は「カローラクロス」の欠点といえるでしょう。

 

上記のとおり、「カローラクロス」にも一部欠点はあるものの、室内の広さを重視する場合は「カローラクロス」1択といえるでしょう。

「カローラクロス」も頭上スペースこそ他カローラシリーズより広いものの、後部座席の足元スペースに大きな違いはないため、同クラス他車と比較すれば狭い部類に入ります。

とはいえ、「ヤリスクロス」の後部座席はさらに狭いため、ファミリー向けには「カローラクロス」の方が間違いなくおすすめです。

「ヤリスクロス」はラゲッジスペースの広さを少しでも後部座席に回せれば、と思ってしまいます。

 

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使い勝手の比較

トヨタ カローラクロス 内装 インテリアトヨタ カローラクロス 内装 インテリアトヨタ カローラクロス 荷室 ラゲッジスペース
※カローラクロス:「HYBRID Z」

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の快適装備を比較してみましょう。

「カローラクロス」には、「ヤリスクロス」には無い以下の装備が搭載されています。

  • パノラマルーフ
  • 運転席8ウェイパワーシート(ヤリスクロスは6ウェイで、チルトアジャスターがない)
  • センターコンソールボックス ※「ヤリスクロス」も小容量のコンソールボックスあり
  • 10.5インチディスプレイ(ヤリスクロスは8インチ)
  • 12.3インチカラーマルチインフォメーションディスプレイ(ヤリスクロスは7インチ)
  • 電動ランバーサポート(運転席)
  • 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
  • 後席エアコン吹き出し口
  • リヤシートリクライニング機能
  • リヤ充電用USB端子2個

 

「ヤリスクロス」には、「カローラクロス」には無い以下の装備が搭載されています。

  • 運転席ターンチルトシート
  • 助手席シートアンダートレー
  • 4:2:4分割可倒式リヤシート(リヤセンターアームレスト付[ボトルホルダー2個付])

 

上記のとおり、快適装備は「カローラクロス」の方が豊富に設定されています。

中でも、後席エアコン吹き出し口、そして後席リクライニング機能が最大の違いでしょう。

「カローラクロス」の後部座席は2段階のリクライニングが可能となっており、上の写真のとおり比較的倒せるようになっています。

他車だとトヨタ「ライズ」や日産「ノート」などはほとんど倒せないものになっていますが、比較的倒せるスバル「レヴォーグ」と同等か、それ以上倒せるようになっています。

倒し方は座席を前に倒す際と同じ肩口のレバーで後ろに下げる形なので、座席横のレバーで倒せる「レヴォーグ」と比較すると使い勝手は今ひとつです。

とはいえ、後席の快適性は向上するため、「ヤリスクロス」にはない大きな魅力の1ついえるでしょう。

また、後席エアコン吹き出し口により暑い夏場は快適です。後席エアコン吹き出し口は、同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」の上位グレードや「CX-30」にしか設定されていません。

 

その他、「ヤリスクロス」にはない運転席8ウェイパワーシート、電動ランバーサポート、左右独立温度コントロールフルオートエアコンなど、Cセグメントクラス以上のクルマに多く採用されている快適装備が豊富に設定されています。

ディスプレイサイズは「ヤリスクロス」より1インチ大きく、後席用の充電用USB端子2個がセンターコンソールボックス裏に設置されているため、利便性が高くなっています。

一方、充電用USB端子は上位グレードだと後部座席用の2つしかないため、前席でスマホなどの充電を行いたい場合は、ディーラーオプションの電源BOXを設定しましょう。

 

また、2023年の一部改良でディスプレイオーディオが刷新されています。

ディスプレイオーディオは9インチから10.5インチとなっており、メーターは12.3インチマルチインフォメーションディスプレイとなったことで完全にデジタルメーターとなり、メーターでナビの地図表示もできるようになっています。

一時的に、コネクティッドサービスの内容やCD・DVDデッキ有無の違いがありましたが、2024年1月17日に行われた「ヤリスクロス」の一部改良で、コネクティッドサービスの内容は統一され、両車ともにCD・DVDデッキが設定できなくなっています。

 

上記のとおり、一部「ヤリスクロス」の方が利便性が高い点もありますが、後席がリクライニングできる点、後席エアコン吹き出し口がある点などから、特に後席においては「カローラクロス」の方が快適性が高いと考えます。

 

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燃費性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の燃費性能を比較してみましょう。

燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン ※2WD、CVT
→19.8km/L(WLTCモード)
→15.25km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド ※2WD
→30.8km/L(WLTCモード)
→25.12km/L(e燃費より)

 

・カローラクロス

・2.0Lガソリン
→16.6km/L(WLTCモード)
→13.25km/L(e燃費より)

・1.8Lハイブリッド
→26.4km/L(WLTCモード)
→23.37km/L(e燃費より)

 

燃費性能を比較すると、「ヤリスクロス」の方が優秀です。

ハイブリッド車もガソリン車も3.0~4.0km/L程度「ヤリスクロス」の方が優れています。

さらに、自動車税も「ヤリスクロス」の方が年5,500円安いため、維持費の差は大きくなります。

 

では、年間走行距離8,000km、ガソリン台140円だった場合の年間の維持費(燃料代+自動車税)を比較してみましょう。

  • 「ヤリスクロス」1.5Lガソリン車:73,442円+30,500円=103,942円
  • 「ヤリスクロス」1.5Lハイブリッド車:44,585円+30,500円=75,085円
  • 「カローラクロス」2.0Lガソリン車:84,528円+36,000円=120,528円
  • 「カローラクロス」1.8Lハイブリッド車:47,925円+36,000円=83,925円

 

上記のとおり、ハイブリッド車で比較すると「ヤリスクロス」の方が年1.1万円程度安く、ガソリン車で比較すると「ヤリスクロス」の方が年2万円程度安くなります。

両車ともにハイブリッド車はガソリン車より約3.5万円安くことが分かります。

当然、上記の数値よりガソリン代が高かったり、年間走行距離が多ければ、金額差はさらに開くことになります。

 

そのため、維持費を安くしたいなら「ヤリスクロス」がおすすめだといえるでしょう。

 

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加速性能・走行性能・乗り心地の比較

加速性能の比較

トヨタ カローラクロス タイヤ ホイール
※カローラクロス:「HYBRID Z」

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の加速性能、走行性能、乗り心地を比較してみましょう。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm

・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉

→システム最高出力 85kW〈116PS〉

 

・カローラクロス

・2.0Lガソリン
→最高出力 125kW〈170PS〉/6,600rpm
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉/4,900rpm

・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 70kW〈95PS〉
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉

→システム最高出力 103kW〈140PS〉

 

「エンジン性能」を比較すると、スペック的には「カローラクロス」の方が優れていますが、「カローラクロス」は「ヤリスクロス」より車両重量が200kg前後重くなっています。

そのため、ハイブリッド車は「ヤリスクロス」の方が加速性能が軽やかです。

一方、「カローラクロス」は2023年の一部改良後は加速が軽やかになっており、特に2.0L車ガソリン車は加速性能が優れています。

あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は「カローラクロス」の1.8Lハイブリッド車が9.5秒前後、2.0Lガソリン車が8.5秒前後、「ヤリスクロス」の1.5L車ハイブリッド車が8.5秒前後、1.5L車ガソリン車が9.5秒前後となっています。

 

両車ともにスポーツモード(パワーモード)を使用すると発進時の加速性能が一気に高くなり、山道で使用するとアクセルレスポンスが早くなることで気持ちよく登ってくれますし、旋回も少しクイックに曲がってくれます。

踏み込んだ際の加速感もリニアで、スーッと加速する感覚があります。

 

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走行性能の比較

「ヤリスクロス」のガソリン車には、「RAV4」にも採用されている4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」や「マルチテレインセレクト」、「ダウンヒルアシストコントロール」などが採用されており、「RAV4」並の悪路走破性を誇ります。

「ヤリスクロス」のハイブリッド車には、「RAV4」と同じ「TRAILモード」や「SNOWモード」が採用されており、まさにコンパクト「RAV4」といった感じです。

ロードクリアランス的にも「ヤリスクロス」の方が1cm余裕があり、悪路走破性を高める装備も豊富に搭載されています。

そのため、悪路走破性は「ヤリスクロス」の方が優れているでしょう。

 

乗り心地の比較

「カローラクロス」乗り心地は、2WD車のリヤサスペンションがトーションビームとなっているため、ダブルウィッシュボーンの「カローラツーリング」などより大きく劣ると思って試乗しました。

ところが、結果的には全く逆で、「カローラクロス」の乗り心地は非常にソフトな印象がありました。

後部座席シートの硬度が「カローラツーリング」などより柔らかいこともあり、乗り心地が良く感じた可能性もありますが、いずれにしても“トーションビームだから乗り心地悪い”なんてことは全くありません。

同様に静粛性も優れており、ロードノイズや風切り音は、かなり抑えられています。

同価格帯のSUVと比較しても、「ヴェゼル」や「C-HR」に全く負けていない性能となっています。

 

「ヤリスクロス」の乗り心地も、先代の「ヴィッツ」とは比べ物のならないほど良くなっており、コンパクトカークラス(Bセグメントクラス)のクルマとは思えない乗り心地となっています。

シートの座り心地も良く、通常のファブリックシートより合成皮革+ツィード調ファブリックシートの方が快適な印象です。

 

とはいえ、乗り心地はやはり1クラス上の「カローラクロス」の方が優秀です。

極端ですが、「カローラクロス」は道路状況によってはスーッと進むので、浮いている様な感覚の乗り心地となっています。

静粛性についても、「ヤリスクロス」も静かで1クラス上な印象ではありましたが、「カローラクロス」には及ばない印象です。

また、カーブを曲がる際にかかる横Gや、ブレーキをかけた際にかかる前Gが抑えられている印象があります。

そのため、頭が振られにくく、疲れにくくなっています。

 

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安全性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア
※ヤリスクロス:「HYBRID G」2024年1月17日改良前

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の安全性能を比較してみましょう。

結論から書くと、安全性能はほぼ同じです。

発売当初は「ヤリスクロス」が「カローラクロス」を上回る安全性能となっていましたが、2023年に行われた「カローラクロス」の一部改良で大きく逆転、2024年に行われた「ヤリスクロス」の一部改良で違いがなくなっています。

細かい違いをみると、「カローラクロス」には自動防眩インナーミラーが採用、ドライブレコーダーが標準装備されており、「ヤリスクロス」には「オートハイビーム」より先進的な「アダプティブハイビームシステム」、横風対応制御付きのS-VSCが搭載されています。

ちなみに、「ヤリスクロス」も以前の改良で「ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラー」が採用されていたのですが、2024年1月の改良で廃止、防眩インナーミラーに格下げされています。

いずれにしても、両車ともに2024年時点でトップクラスの安全性能となっており、安全性能が高いSUVが欲しい方には非常におすすめです。

 

具体的には、以下の点で優れています。

  • 自動ブレーキが交差点右左折時の隣接2レーンまで対向車、歩行者、自転車も検知可能(プリクラッシュセーフティ)※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)
  • 自動ブレーキが交差点の出合い頭時にも作動する(プリクラッシュセーフティ)
  • 自動ブレーキに「緊急時操舵支援機能」が搭載されている(プリクラッシュセーフティ)
  • 歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制(プロアクティブドライビングアシスト)
  • 後側方から接近する車両を検知し、自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])
  • 車両前側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[周囲静止物、後方歩行者])
  • クルーズコントロールが作動中の全車速域で車線中央維持支援が可能、さらにステアリングの切り始めを検知し、速度を抑制(レーントレーシングアシスト)
  • レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う(ドライバー異常時対応システム)
  • 車両周辺をサイドクリアランスビュー、コーナリングビューなどクルマを透かしたような映像を表示でき、自動表示する地点の登録、音声操作に対応(パノラミックビューモニター[床下透過表示機能付])
  • 後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる(安心降車アシスト)
  • 信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする(発進遅れ告知機能)
  • 赤信号を見落とし交差点に進入した場合、ディスプレイの点滅やブザー音で警告(ロードサインアシスト)
  • アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能(アドバンストパーク)

 

「ヤリスクロス」と「カローラクロス」の自動ブレーキは、交差点右左折時の隣接2レーンまで歩行者・自転車・対向車に対しても作動するようになっており、交差点の出合い頭時にも作動します。

交差点右左折時では自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)多くのクルマよりも圧倒的に優れています

さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。

後退時の自動ブレーキも、歩行者に対して、車両前後方のみならず側方に対しても作動するようになっています。

これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「ヤリスクロス」と「カローラクロス」には採用されています。
※交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど

「ヤリスクロス」と「カローラクロス」の自動ブレーキは、2024年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています

 

もう1つ先進的なのは、高速運転支援です。

多くのクルマのアダプティブクルーズコントロール(レーダークルーズコントロール)は設定速度のままカーブを走行しようとするため、速度を自分で落とす必要がありましたが、「ヤリスクロス」と「カローラクロス」は自動的に速度が抑制されるようになっています。

また、2023年と2024年の改良で前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。

そのため、レーダークルーズコントロールの利便性が大きく異なります。

さらに、「ヤリスクロス」と「カローラクロス」のレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムが採用されています。

これにより、“もしも”の際の安心感が優れているといえるでしょう。

 

降車時の安全性能も優れています。

「ヤリスクロス」と「カローラクロス」の「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。

 

その他、「ロードサインアシスト」や「発進遅れ告知機能」は赤信号の変化にも対応している点も、他車には採用例の少ない先進的な装備の1つです。

 

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価格の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

 

最後は、「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の価格を比較してみましょう。

カローラクロスのおすすめグレード&価格

「カローラクロス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」で約290万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」で約325万円です。

 

理由は、本革シート、デザイン性の高いアルミホイール、そしてハンズフリーパワーバックドアを設定できるからです。

上記の装備を必要と考えるか否かで答えは変わってきますが、個人的にはいずれも必要な装備だと考えます。

アルミホイールはデザイン性が大きく異なるため、「HYBRID S」だと走行時や駐車時に一目で安めなグレードだと分かりますし、フロントフォグランプの箇所がフタになっていることも同様に安めなグレードの印になってしまいます。

また、前述のとおりライバル車と比較すると室内の質感は低めなため、本革シートで補いたいところです。

さらに、ハンズフリーパワーバックドアが設定されることで利便性が大きく向上します。

上記の各装備が設定されることでリセールバリューが中間グレードの「HYBRID S」より高めにつくことも期待できるため、価格差が縮まる可能性もあります。

「HYBRID S」は「カローラクロス」を非常にお得に購入できる“いいグレード”であることは間違いないものの、購入後後悔する可能性のある要因がいくつかあるため、それらを考慮すれば「HYBRID Z」が最もおすすめのグレードだと考えます。

 

オプションに、パノラミックビューモニターなど安全装備のセットオプション、アクセサリーコンセント(ハイブリッド車のみ)、ディスプレイオーディオPlus、アームレスト(スライドタイプ)、マット代等を約27~33万円足すと、「Z」は約307万円「HYBRID Z」は約337万円となります。
※上記は値引き額が32万円だった場合の全込み価格です。

 

【新型カローラクロス オプション】最新おすすめオプション5選
2023年10月18日に一部改良が行われた新型トヨタ「カローラクロス」のおすすめオプションを「カローラツーリング」オーナーが徹底検証!必要なオプションとは?

 

ヤリスクロスのおすすめグレード&価格

「ヤリスクロス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(2WD)で約244万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(2WD)で約281万円です。

価格差は10万円程度ありますが、SUVらしいエクステリアにしたい方には、専用フロントバンパーとリアバンパー、そしてルーフレールが設定されることで“よりSUVらしい”力強いデザインになる「Z”Adventure”」がおすすめです。

 

オプションに、アクセサリーコンセント(約4.5万円)、ハンズフリーパワーバックドア(約7.7万円)、アドバンスト パーク+床下透過表示機能付パノラミックビューモニター(約5.5万円)、ディスプレイオーディオPlus(約6.1万円)、マット(約1.5万円)、合計25万円程度を設定すると、「Z」は約264万円「HYBRID Z」は約296万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

ちなみに、「HYBRID Z”Adventure”」(約293万円)に同様のオプション設定した場合の価格は、「HYBRID Z”Adventure”」が約307万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

【トヨタ ヤリスクロス オプション】おすすめ&不要なオプション8選!おすすめグレードも徹底解説!
2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリスクロス」のおすすめオプション、不要なオプションを、長距離試乗で全て試した上で徹底検証!使用感も合わせてご紹介!

 

価格比較 結果

上記価格を比較すると、40万円程度「ヤリスクロス」の方が安いことが分かります。

「ヤリスクロス」の「Z”Adventure”」と比較しても、30万円程度「ヤリスクロス」の方が安いことが分かります。

前述の通り、自動車税も「ヤリスクロス」の方が安いため、維持費を含めると価格差は拡大するでしょう。

 

1番安くなるのは!?

「ヤリスクロス」のガソリン車とハイブリッド車の価格差は30万円程度です。

燃費性能が圧倒的に異なるため、年間走行距離が1万km程度であれば10年で10万円ほどハイブリッド車の方が安くなるでしょう。

5千km程度であれば逆に10万円程度ガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代140円で計算した場合

そのため、年間走行距離8,000km程度を基準に、上回る場合はハイブリッド車を、下回る場合はガソリン車を選択した方がお得になる可能性が高くなります。

ご自分の年間走行距離によって、お得になる方を選択しましょう。

リセールバリューはハイブリッド車の方が高くなるため、走行距離が極端に短い場合を除き、ハイブリッド車の方がお得になる可能性が高いと考えます。

 

また、加速性能や静粛性などを考慮しても、ハイブリッド車がおすすめだと考えます。

「ヤリスクロス」のハイブリッド車には自動駐車機能「アドバンストパーク」の他、災害時などに役立つアクセサリーコンセントが設定可能な点でもメリットがあります。

 

さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

「カローラクロス」や「ヤリスクロス」に限った話ではありませんが、深刻な納期待ちが発生しており、半年で買えれば早い方といった異常事態に陥っています。

そのため、今「カローラクロス」や「ヤリスクロス」を購入するなら、納期待ちがほとんどない中古車が非常におすすめです。

“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「カローラクロス HYBRID Z」が298万円で、「ヤリスクロス HYBRID Z」が250万円で、「ヤリスクロス Z」なら205万円で買えるクルマもあります!

 

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車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。

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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。

 

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  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
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ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

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まとめ

今回は、トヨタ「カローラクロス」とトヨタ「ヤリスクロス」の違いを徹底比較してみました。

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の比較結果を以下にまとめてみました。

  • エクステリアやインテリアの質感:「カローラクロス」の圧勝
  • 運転のしやすさ:「ヤリスクロス」の方が運転しやすい
  • 室内の広さ:「カローラクロス」の圧勝
  • 快適装備:「カローラクロス」が快適性が高い
  • 燃費性能:「ヤリスクロス」が優秀
  • 加速性能:引き分け
  • 走行性能:悪路走破性は「ヤリスクロス」の圧勝
  • 乗り心地:「カローラクロス」が優秀
  • 安全性能:引き分け
  • 価格の安さ:「ヤリスクロス」が40万円程度安い

 

上記のとおり、運転のしやすさ・燃費性能・悪路走破性・価格の安さの項目では「ヤリスクロス」が、質感・室内の広さ・快適性・乗り心地の項目では「カローラクロス」が優秀でした。

 

どの項目を重視するかによりますが、個人的には「カローラクロス」がおすすめだと考えます。

何と言っても、“購入後後悔しない”という点においては「カローラクロス」の方が圧倒的に優れているからです。

維持費や価格の安さなどコストでは「ヤリスクロス」に及びませんが、普段目にする室内の質感、乗車する度に感じる広さや快適性などの差が大きいことが最大の理由です。

幅広いユーザーに指示されるデザインであることも、「カローラクロス」の魅力でしょう。

 

一方、コスパの高さを重視するなら「ヤリスクロス」がおすすめです。

なんと言っても「ヤリスクロス」は価格が安く、維持費も安いため、乗車する人数が少なく、質感をさほど気にしないユーザーであれば価格に対する満足度は「ヤリスクロス」の方が高くなるでしょう。

また、「カローラクロス」だと大きすぎると感じる方は、必然的に「ヤリスクロス」の方が安心です。

購入後、運転しにくくクルマを傷だらけにしてしまうようでは、まさに後悔してしまうことになるでしょう。

 

上記のとおり、ユーザーによってどちらが良いかは異なります。

クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。

SUVが流行っているから何となくSUVにした、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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